「男女の年収差」30歳時点で少ない企業ランキング…「朝日新聞社」「国税庁」「ローソン」を上回ったのは?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

オープンワーク株式会社(東京都渋谷区)は、このほど、同社が運営する就職・転職のための社員クチコミサイト『OpenWork(オープンワーク)』に蓄積された男性回答者と女性回答者の「30歳時点」の推定年収データを元に、「男女の年収差額が少ない企業ランキング」を発表しました。その結果、30歳時点の男女の年収差額が最も少なかった企業は、カメラ・複合機の大手メーカー「キヤノン」と、携帯電話販売代理店「ベルパーク」だったそうです。

ランキングはOpenWorkに投稿された女性社員による会社評価レポートのうち、一定数の年収データをもつ2184社、18万2411人を対象データとして集計したといいます。

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30歳時点の「男女の年収差額が最も少なかった企業ランキング」の1位は、カメラ・複合機の大手メーカー「キヤノン」と、携帯電話販売代理店「ベルパーク」で、差額はともに1万円でした。

以下、同率3位「朝日新聞社」「国税庁」「ローソン」(差額2万円)、同率6位「武田薬品工業」「裁判所」(差額3万円)、8位「インテージ」(差額4万円)、9位「大日本印刷」「ITXジャパン」(差額5万円)と続き、専門性が高い職種を多く持つ企業や、業種自体に専門性がある企業が多くランクインしたほか、アパレルや小売、航空関連といった現場・現業系企業も多くランクインする結果となりました。

1位の「キヤノン」は2005年ごろからいち早く役割給制度、いわゆる「ジョブ型」の給与体系に切り替えており、男女間での年収差が生まれにくいことが要因と言えそうです。実際の社員クチコミでも「G2等級からG3等級は、社内の試験に合格すれば、数年で昇格できる」(開発/男性)、「開発部門では女性社員が少ないものの、仕事内容や待遇で男性社員と差が出ることはない」(開発/女性)という声が上がりました。

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一方、「ベルパーク」においても、「若くても実力があればステップアップでき、基本給・年収を上げることができる」(店長/女性)、「評価制度も他の上場企業に比べて設計が細かく、一般的なMBOよりも細かい指標が組まれている。成果評価も完全にデジタルで個人の成果が適切に反映され、やりがいがある」(販売/男性)など、男女関係なく成果を出せば給与に反映されること差額の少なさにつながっていることがうかがえました。

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そのほかの企業のクチコミでは、「男性しかできない仕事、女性しかできない仕事はなく、一人の人間として扱われている感覚があります」(女性/国税庁)、「専門性の高い仕事であるため、常に勉強することがある一方、激務ではないので、女性が私生活を充実させながらキャリアを積んで行きやすい」(女性/裁判所)、「パートもできる仕事はたくさんあるので時間の融通を聞かせてシフト調整すれば大いに働けます」(男性/朝日新聞社)、「シフト制の為繁忙期以外は希望の休みや有給休暇は取りやすいのでプライベートは充実させられると思う」(男性/ITXジャパン)、「残業もない為ほぼ時間通りに帰社でき、プライベートな時間はしっかり取ることができる」(女性/ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン(H&M))といった声が寄せられ、「専門性の高さ」「労働時間の調整のしやすさ」が勤続しやすい状態をつくり、結果として「男女差額の少なさ」につながっていると言える結果となりました。

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