みなさんは、メールが苦手そうなアニメキャラといわれたらどんなアニメキャラを思い浮かべますか。全国の20~59歳の会社員または公務員・団体職員で、仕事の際にコミュニケーションツールとしてメールを使っている男女1000人に聞いたところ、メールが苦手そうなアニメキャラの1位は「ドラえもん(ドラえもん)」が選ばれたそうです。
株式会社クオリティア(東京都中央区)が、「メールセキュリティに関する調査2023」と題して2022年12月にインターネット上にて実施した調査です。
はじめに、「メールが苦手そうなアニメキャラ」を聞いたところ、1位は「ドラえもん(ドラえもん)」(61人)でした。ドラえもんは未来からやってきたネコ型ロボットという設定ですが、同社は、「ひみつ道具の扱いには慣れていても、メールは苦手そうだとイメージする人が多いようです」と考察しています。
次いで、2位「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」(49人)、3位「野比のび太(ドラえもん)」(41人)、4位「孫悟空(ドラゴンボール)」(28人)、5位「アーニャ・フォージャー(SPY×FAMILY)」(26人)と続きました。
続いて、「メールで情報交換したい芸能人」を聞いたところ、1位「大泉洋」さん(13人)、2位「明石家さんま」さん(11人)、3位「新垣結衣」さん(8人)、同率4位「綾瀬はるか」さん、「木村拓哉」さん(いずれも7人)という結果になりました。
これを男女別にみると、男性回答では「タモリ」さん、「明石家さんま」さん(いずれも6人)、女性回答では「大泉洋」さん(8人)が1位に選ばれていたそうです。
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なお、同調査では「メールセキュリティに関する調査2023」と題した調査を実施しています。
まず、「メール送信時に気をつけていること」を聞いたところ、「言葉遣い(敬語など)」(65.0%)が最も多く、次いで、「誤字・脱字」(63.8%)、「本文の分かりやすさ」(61.3%)、「送信先間違い」(60.2%)、「件名の分かりやすさ」(47.2%)と続きました。
これを男女別にみると、「言葉遣い(敬語など)」(女性70.8%、男性59.2%)、「誤字・脱字」(女性70.0%、男性57.6%)、「本文の分かりやすさ」(女性68.0%、男性54.6%)、「送信先間違い」(女性65.4%、男性55.0%)といった項目で女性の方が10pt以上高くなっていたそうです。
次に、「メールにファイルを添付する際、“パスワード付きZIPファイル”を使用していますか」と聞いたところ、「使用している」と回答した人は40.8%、「使用していない」と回答した人は59.2%となりました。
これを年代別でみると、若年層で使用している割合が高くなり、20代では45.6%となっていたそうです。
また、「“パスワード付きZIPファイル”を使用している理由」については、「勤務先のルール」(65.9%)、「セキュリティ面で安心」(26.0%)、「他の社員・職員も使っている」(23.0%)といった回答が挙げられました。
勤め先の「メールセキュリティ対策」については、「メールセキュリティ対策を導入している」と回答した人は45.8%、「導入していない」と回答した人は14.7%、「導入しているかどうか分からない」と回答した人は39.5%となりました。
「“メールセキュリティ対策”を導入している」と回答した458人に、「導入している“メールセキュリティ対策”」を聞いたところ、「スパムメール・ウイルスメール対策」(71.6%)、「フィッシングメール対策」(56.3%)、「標的型攻撃メール対策」(45.2%)などが挙げられました。
続いて、「標的型攻撃メールを受け取ったことがありますか」と聞いたところ、「受け取ったことがある」と答えた人は27.0%。また、「標的型攻撃メールを受け取ったことがある」と回答した270人に、「標的型攻撃メールを受け取り、ウイルスに感染したことがありますか」と聞いたところ、「感染したことがある」と回答した人は17.4%となり、標的型攻撃メールを受け取った人の6人に1人がウイルス感染の被害に遭っていたことが明らかとなりました。
さらに、「標的型攻撃メールを受け取り、ウイルス感染したことがある」と回答した47人に、「ウイルス感染した際、どのような対応をしましたか」と聞いたところ、「システム管理者・セキュリティ管理者に報告」(78.7%)が最も多く、次いで、「他の社員・職員に注意喚起」(40.4%)、「上司に報告」(38.3%)といった回答が挙げられたそうです。