寒いギャグ攻略には東大クイズ王・伊沢拓司が役立つ!? QuizKnockこうちゃん&須貝駿貴がヒゲじいと共演で実感

石井 隼人 石井 隼人
東大発の知識集団QuizKnockの須貝駿貴とこうちゃん(撮影:石井隼人)
東大発の知識集団QuizKnockの須貝駿貴とこうちゃん(撮影:石井隼人)

東大発の知識集団QuizKnockのこうちゃん(25)と須貝駿貴(31)が、『日本列島生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』(2月3日公開)でヒゲじいと共演。日本の春夏秋冬を生きる生きものたちにちなんだトリビアなクイズを出題する。

“東大クイズ王”ことクイズプレイヤー・伊沢拓司が代表を務めるQuizKnockは、クイズを出題するwebメディアやYouTubeチャンネルを展開。子供から大人まで幅広い層からの支持を得ている。

「QuizKnockの歴史王」との異名を取るこうちゃんは「世代を問わず知名度の高い『ダーウィンが来た!』の劇場版に出演できるのは嬉しいこと。出演が決まったときは家族に自慢しました」と大喜び。

ファンから「ナイスガイ須貝」の愛称で親しまれる須貝も「東大近くの食堂のテレビでも流れていた人気長寿番組の劇場版に出演できるなんて」と感激しながら「この機会を活かして、いつの日か“スガじい”としてレギュラー出演したい」と意気込んでいる。

東大生は早口が多い?

劇中では日本各地に生息する動物や昆虫たちの様子を解説したり、楽しいクイズを出題したりする。国立科学博物館認定のサイエンスコミュニケーターでもある須貝は「QuizKnockといえば伊沢さんがメジャーですが、理科に関しては僕の方が得意。観客の皆さんに『ナイスガイ須貝で良かった!』と思ってもらえるよう、内容をしっかりと理解して丁寧にセリフを読みました」と胸を張る。

一方、こうちゃんは“東大生あるある”の一つとして「早口」を挙げて「東大生は早口が多い。僕自身も気を抜くと早口になってしまうので、収録中は落ち着いて臨むことを意識。ところが生きものたちの生態を捉えた映像があまりにも素晴らしくて、ついつい見入ってしまう。そのせいでセリフが遅れて録り直しということもありました」と収録を振り返る。

伊沢拓司とヒゲじいは同レベル?

15年以上に渡って世界各地の自然を撮影してきた取材班による目を奪う貴重映像もさることながら、高い知能を保有する2人を苦戦させた最大の難所があった。それは『ダーウィンが来た!』でお馴染みのキャラクター・ヒゲじいによる寒いダジャレ。

「苦戦したのはヒゲじいが放つ寒いダジャレに対するリアクションです。僕らのリアクションは台本には書かれておらず、ほぼアドリブ。どのように切り返せばいいのか?とかなり悩みました」とこうちゃんが頭を抱えれば、須貝も「台本ではヒゲじいのギャグで終了という展開なのに、監督から突然のリアクション発注があったりして。収録の中で一番難しいパートがヒゲじいへの対応でした」と悪戦苦闘したという。

そんなピンチを救ってくれたのは、あの伊沢だった。「普段から伊沢さんの寒すぎるギャグに対する免疫がついていたので、今回の収録ではそれが大いに役立った」(須貝)、「伊沢さんの寒さは日ごろから見ていたので、知らず知らずのうちに対応方法を吸収していたのかも」(こうちゃん)と予想外の形で伊沢のありがたみを感じている。

ちなみに伊沢とヒゲじいのギャグセンスは「まさにトントン。どっちもどっち。両者ともに冬の北海道くらい寒い」(須貝)、「確かにいい勝負。でも伊沢さんはクイズ王しか分からないギャグを言うので困りものです。まぁ、わかっても寒いんですけど…」(こうちゃん)と甲乙つけがたいらしい。

ヒゲじいとの共演で出演実感

とはいえ、そんなヒゲじいのギャグに対して直々にリアクションできたのが何よりも嬉しかった。須貝は「やはり『ダーウィンが来た!』と言えばヒゲじい。ヒゲじいと喋ることで作品に参加している実感を得ました」と満足気で、こうちゃんも「あのヒゲじいとやり取りができたわけですから、それ以上望むことはありません」と貴重な思い出として胸に刻んでいる。

日本各地に生息する生きものたちの珍しい生態を観察するように鑑賞するだけではなく、トリビア的クイズの出題があることで、家族で楽しめる体験型ムービーになった。

こうちゃんは「出題されるクイズはかなり難しくて、僕らも間違えたりしています。それも含めて観客の皆さんに楽しんでいただきたい」。須貝も「生きものに興味のあるお子さんはもちろんの事、大人も楽しめる内容になっています。クイズシーンはまさに体感型。周囲に迷惑のかからない範囲で会話をしながら盛り上がってもらいたい」とアピールしている。

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