文部科学省が令和4年10月27日に発表した「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」によると、小・中学校における長期欠席者数のうち不登校児童生徒数は24万4940人(前年度は19万6127人)。全体から見ると不登校児童生徒の 割合は2.6%ですが、毎年右肩上がりに増えているため問題になっています。
そんな中、さゆ姉さん(@sayune_snack)は、「不登校の中1娘。家でずっと絵を描いてる。この間『メルカリで絵を売ったら今月4000円になった』って嬉しそうに話してくれた。『いや、普通にすごいよ。ママも売ろうかな』って言ったら、『うーん…ママの絵は無理だね…』って返ってきました。絵と裁縫とキャラ弁の才能が皆無なのを知ってる娘…好き」とツイートしました。
不登校について悩むわけでもなく非難するわけでもないツイートに、
「え?そんなに高く売れるの?凄い。よほど芸術的な作品だったんだと思います。素晴らしい。どんなことでもいい好きなことをコツコツと」
「えー!スゴい。お金になるのもスゴいけどやりがいを見つけられるのもスゴい!ただ漫然と中学校に通ってる子より将来の伸び代を感じました」
「誰かに評価して貰えたって、気持ちが前向きになりますね」
など、たくさんのリプライが寄せられました。
娘さんの将来について、投稿したお母さんはどう考えているのでしょうか。お話を聞きました。
ーー中学校から不登校になったのですか。
「小学3年生の時から徐々に学校に行かなくなりました」
ーーなぜ行かなくなったのですか。
「感覚が過敏なんでしょうね。過去の経験から、集団の中に入るのが怖いと感じているようです」
ーー絵を描くのは好きだったのですね。
「そうですね。今は、依頼のあったキャラクターの絵をタブレットで描いているようです」
ーー売れて喜んでいましたか。
「はい、一つ売れても数百円みたいですけど、嬉しそうにしていました」
ーー無理に学校に行かなくてもいいと思いますか。
「不登校でも構いません。父親がいないので、私がいなくなった後も自分で稼がなければなりません。何をしてもいいから、食べていく力を身につけて欲しいんです」
ーー義務教育を受けないと苦労するのでは。
「娘が小学生の時に、『みんななんで学校に行くの?』と聞かれたことがあります。私は、『みんな将来稼ぐために学校に行っている。その為の基礎を学校で学ぶ。行かないのなら人より苦労するけど、それは仕方のないこと。それなら先に稼ぐということを経験しなさい』と言いました」
ーー小学生にですか。
「私の考え方は他の親御さんとはズレていると分かっていますが、どうしても学校に行かないのなら、稼ぐとはどういうことなのか経験してほしいと思っています。『自分がしたことに対して、人が喜んでくれた分がお金になる』と伝えています」