「昇進した先に希望が無い」「弟の方が稼ぎがいい」…氷河期世代ビジネスマンの8割強が「仕事・キャリアにモヤモヤ」

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就職氷河期世代と呼ばれたみなさんは、現在、自身の仕事についてどのように感じているのでしょうか。全国の就職氷河期世代(30代後半〜45歳)の男性会社員110人に調査をしたところ、8割以上の人が「仕事・キャリアに関するモヤモヤ」を実感していることが分かりました。また、モヤモヤを感じる瞬間については、「同僚と話しているとき」「1人でいるとき」などに回答が集まったほか、「弟の方が稼ぎがいい」という回答もあったそうです。

株式会社ラフティ(千葉県市川市)が、「就職氷河期世代・会社員のホンネ調査」と題して2022年11月にインターネット上にて実施した調査です。

まず、仕事・キャリアに関して「『どう乗り越えていけば良いかわからない』という漠然としたモヤモヤを感じていますか」と聞いたところ、「非常にそう思う」(20.1%)と「ややそう思う」(62.7%)を合わせると82.8%の人が「モヤモヤを感じている」と回答しました。

仕事・キャリアに対してモヤモヤを感じることについて「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した91人に、「どのようなモヤモヤを感じていますか」と聞いたところ、「仕事が楽しめない」(51.6%)、「自分の将来に希望を持てない」(45.1%)、「会社の中での立場が低い」(35.2%)といった回答が上位に挙げられたほか、自由回答では「昇進した先に希望が無い。むしろ昇進したくない」(41歳)、「やりたくない仕事ばかりしている」(42歳)、「自分の限界が見えてきた」(44歳)などの声が寄せられたそうです。

また、「モヤモヤを感じる瞬間」については、「同僚と話しているとき」(46.2%)、「1人でいるとき」(45.1%)、「旧友と会ったとき」(33.0%)と続き、自由回答では「弟の方が稼ぎがいい」(38歳)、「常に感じている」(45歳)、「仕事からの帰り道」(44歳)といったコメントが寄せられたといいます。

さらに、「モヤモヤに対して適切に向き合い、乗り越えることができていますか」と聞いたところ、「あまりできていない」(36.3%)と「全くできていない」(9.9%)を合わせて46.2%の人がモヤモヤに対して「適切な対処ができていない」と回答しました。

モヤモヤに対する適切な対処について「非常にできている」「ややできている」と回答した48人に「どのように乗り越えていますか」と聞いたところ、「職場の人に相談する」「情報収集する」(いずれも52.1%)、「気分転換を行う」(39.6%)が上位に挙げられたそうです。

一方、モヤモヤに対する適切な対処について「あまりできていない」「全くできていない」と回答した42人に「モヤモヤを乗り越えるための方法について興味はありますか」と聞いたところ、「非常にある」(14.4%)と「ややある」(45.2%)を合わせて59.6%の人が「モヤモヤを乗り越えるための方法に興味がある」と回答。

また、興味のある理由については、「適切な対処法が分からないから」(68.0%)、「長年悩んでいることだから」(60.0%)、「これから先ずっと使える知識になると思うから」(48.0%)といった回答が挙げられました。

最後に、全回答者に対して「行きたい会社が見つからない/やりたいことが見つからないと悩んだ経験」について聞いたところ、「何度もある」(24.6%)と「ややある」(47.3%)を合わせた71.9%の人が「悩んだ経験がある」と回答したそうです。

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調査を実施した同社は「人生100年時代と言われる現代において、氷河期世代男性の将来はまだ長く、将来までの道のりを明るくするためには『乗り越え力』が必須といえるのではないでしょうか」と述べています。

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【出典】
▽株式会社ラフティ
https://www.laughtey.com/

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