氷河期世代を応援したい中途採用 でも人事担当者の本音は「採用したいのは20代」

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政府の方針により、2021年4月から、従業員数301人以上の大手企業は、中途採用比率の公表が義務化されています。中途採用比率の公表義務化の背景には、就職氷河期世代の支援やシニア世代の再雇用をうながす目的もありますが、就業経験のある人材を求める中途採用においても「若い世代」を採用したいと考える企業が多い傾向だといいます。企業の人事担当者419人に、「中途採用で特に採用したいと考えている年齢層」について聞いたところ、6割以上の企業が「20代」と回答したそうです。

株式会社学情が2022年6月に行った調査で、20代の中途採用を実施したことがあるか、実施予定の企業を対象に聞きました。

「中途採用において、特に採用したい年齢層」については、「20代(26~29歳)」が46.4%で最多に。「20代(~25歳)」(17.9%)と合わせると、「20代」と回答した企業が64.3%に上りました。また、「中途採用において、対象となる年齢層」では「20代(26~29歳)」(92.3%)、「30代」(85.3%)、「20代(~25歳)」(70.6%)と続き、こちらも「特に採用したい年齢層」と同様に若い世代を希望する回答が上位に並びました。

なお、「20代を中途採用する際に、採用対象者に求める経験」については、「社会人経験は求めたいが、業種/職種の経験は問わない」が47.3%で最多に。また、「社会人経験を問わない」と回答した企業も20.8%に上り、20代を中途で採用する際、68.1%の企業が「業種/職種経験不問」としていることが窺えたといいます。

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