義母「友人と出かけるからその人の孫を預かって」私「体のいいベビーシッターじゃない!」 度を越えた非常識に家族が激怒

わたなべ こうめ わたなべ こうめ

あなたは、ほかのお家の子どもを預かったことはありますか? 現在子育てをしている人ならなおのこと、「子を預かること」に対して重大な責任があることを理解しておられると思います。しかし意外とその認識は最近広まってきたことで、自分たちが子どもだった頃はもっと軽い気持ちで預けられてたように思います。Kさん(30代、三重県在住)はそんな現役子育て世代とその親世代の認識のズレから起こったトラブルに巻き込まれました。

知らない人の、知らない子を預かる事態に

Kさんは在宅ワークをしており、旦那さんが仕事の平日はほとんど家に居ました。その日は小学校が振替休日で休校になり、7歳のお子さんも家に居る中で家事もしながら作業を進めていたそうです。

そこに、近所に住んでいる義母が、ご近所に住んでいる義母の友人であるBさんと、もう一人・5歳くらいの男の子を連れて訪ねてきました。そして衝撃のお願い事をされてしまいます。

「今からBさんと少しだけお出かけしてきたいの。でも連れていけないから、いっしょに来ていたBさんのお孫さんを1時間だけ見ていてくれないかしら? K太くん(Kさんの息子)もお家にいるからいっしょに遊んでくれるでしょう」

Kさんは、Bさんのことをよく知りません。知らないお宅の子を預かる事についてのリスクを義母達は考えずに提案してきたのでしょう。一方のKさんは困惑しきりだったといいます。

「体のいいベビーシッターだと思われていたのでしょうか…。義母達は1時間どころか3時間経っても帰ってきませんでした。しかもその日1回許してしまったせいで、それ以来お孫さんを連れてこられるようになってしまい、とても迷惑しました。私も家に居るとはいえ仕事をしているのですが…」

後日…Bさんから届いた菓子折り

「『子どもを預かる』って簡単に言うけれど、大きな責任が伴うことですよね。怪我をさせないように注意を払っていないといけないし、おやつだってアレルギーがあるかもしれない。お家の方針で気を付けていることがあるかもしれないのに、それを知らない状態で、まして親の顔も知らない人に預けるなんて危機感がなさすぎます。事情を知らないBさんの家族が、お孫さんを連れている私をもし見かけたら、誘拐だと誤解する可能性もありますよね」とKさん。

Kさんのお子さんにはナッツのアレルギーがあるため、特に食事には注意を払っていました。だからこそ余計に、他人のお子さんに対しての心配があったのでしょう。

「私の都合が崩れることも、余計な気を使わなくてはならないことも嫌だったのですが、それ以上にBさんのお孫さんが気がかりでした。Bさんは孫を預かっておいて他人の家に置いていかれた子どもの気持ちを考えていなかったのでしょうか。そしてそれを私に押し付けた義母にも腹が立ちます。2人ともあまりにも、周りの感情を考えていなさすぎます」

   ◇   ◇

しかしある時から、BさんがKさんのお宅にお孫さんを連れて来ることはぴたりとなくなりました。

実は、お孫さんをKさんに預けていたこと知った息子世帯が、Bさんに「二度と子どもを預けない!」と大激怒。後日、義母経由でBさんからKさん宛てに菓子折りが届いたそうです。

「今回預かることになってしまった数回は、何事も起こらなかったので安心しました。しかし大きなトラブルに繋がりかねない状態だったと思います。あちらの家庭だけで解決して本当に良かったです」とKさん。

「しかし、言い出しっぺの義母はなぜか納得していないようでした。『そんなことされたら私だって怒りますよ』と伝えましたが、あまり響いていない様子でしたね。これではうちの子を義母には預けようとは思えません」

「子どもを預かること」に関するみなさんの声

実際、よその子を預かることでトラブルになる事案は多いようです。子どもを人に預けること・預かることについて、みなさんの声を聞いてみました。

・子どもの預け先はプロにおまかせするべき。(Sさん30代)
・時代も感性も違う。(Aさん40代)
・我が子の友達が遊びに来た時、いまだにソファーをトランポリンみたいに飛び跳ねる子いるんだけど、それだけは許せない。子どもがお菓子を食べた手をカーペットで拭いたりとか、潔癖症の私には受け入れられないことばかり。狭いマンションでかくれんぼをするのもやめてほしい。寝室やクローゼットの中に無断で入り込む子どもたちが怖い。(Sさん40代)
・責任感がない祖母に子どもを預ける親も悪い。家族なんだから行動予測ができたのではないか。(Rさん30代)
・子どもを育てる人=保育士と勘違いもはなはだしい。(Tさん20代)

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