みなさんは職場で必要とされている実感を持てていますか。全国の会社員、公務員の男女に調査をしたところ、約2割の人が「出社時にメンバーとのコミュニケーションが取れていない」と回答しました。また、出社時に「コミュニケーションが取れていない」と回答した人の約6割が「職場で必要とされている実感を持てない」と回答したそうです。
プラス株式会社ファニチャーカンパニーが「職場の居心地WEB調査」と題して、2022年9月に実施した調査で、従業員数100人以上のオフィスで働くデスクワークを含む業務を行う全国の会社員、公務員の男女500人に聞きました。
まず、「オフィス出社時」と「リモートワーク時」それぞれについて、「職場メンバーとのコミュニケーションが充分に取れていると思いますか」と聞いたところ、オフィス出社時では78.8%の人が「コミュニケーションが取れている」と回答。一方、リモートワーク時では「コミュニケーションが取れている」と回答した人は48.6%に留まっていました。
次に、出社時にコミュニケーションが取れている人と取れていない人それぞれに「『自分は職場のメンバーから必要とされている』『信頼されている』と実感できることはありますか」と聞いたところ、「コミュニケーションが取れている」と回答した人のうち80.2%が「自分は職場のメンバーから必要とされている、信頼されていると実感できることがある」と回答。
一方で、「コミュニケーションが取れていない」と回答した人のうち63.2%は、「職場で必要とされている実感を持てない」と回答したそうです。
なお、「『自分は必要とされている』と実感することがある」と回答した人からは、「迷ったとき、相談したいときなど、すぐにコミュニケーションをはかってくれるから」「上司が日頃から自分に仕事の進め方について自由に裁量部分を与えてくれるので、信頼されていると感じます」「あなたが居るから頑張れる!という言葉を色んな方から言って頂ける」「ありがとうと言われるから」などのコメントが寄せられました。
一方、「職場で必要とされている実感を持てない」と回答した人からは、「各メンバー同士でざっくばらんに話し合う機会が殆どないから」「自分のアクションに対してのリアクションがないのでチームからまたは職場から必要とされていないと感じます」「部署内の情報のみならず、チーム内の情報共有がなく、ただ批判や業務ミスの指摘ばかりの会話以外ない」などのコメントが寄せられたそうです。
同様に、出社時にコミュニケーションが取れている人と取れていない人に分けて、「職場には困っているときに助け合える風土やチームワークがありますか」と聞いたところ、「コミュニケーションが取れている」と回答した人のうち83.8%が、「自分の職場には困っているときに助け合える風土やチームワークがある」と回答。一方、「コミュニケーションが取れていない」と回答した人では、42.5%と半減していたといいます。
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調査を実施した同社は「リモートワークも選べる時代だからこそ、オフィスに出社した際には従業員同士の「何気ないコミュニケーション」が生まれやすくなるような空間づくりがより大切になってきそうです」と述べています。
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【出典】▽プラス『職場の居心地WEB調査』