退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社ランキング」TOP30…「リクルート」のグループ会社が4社ランクイン

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就職・転職のための社員クチコミサイトOpenWork(オープンワーク)を運営する「オープンワーク株式会社」は、このほど「辞めたけど良い会社ランキング2022」を発表しました。同ランキングによると、退職者が高く評価している企業の1位は「マッキンゼー・アンド・カンパニー」でした。なお、トップ10のうち、6社は外資系企業、4社はコンサルティング会社だったそうです。

ランキングは、2019年以降、OpenWorkに退職者からの投稿が10件以上あった企業4272社を評価が高い順にランキング化したといい、投稿数は13万2609件でした。

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退職者が高く評価している企業を集計した結果、1位には「マッキンゼー・アンド・カンパニー」が選ばれました。以下、2位「リクルートマネジメントソリューションズ」、3位「スカイ ライト コンサルティング」、4位「特許庁」、5位「グーグル」、6位「アーサー・ディ・リトル・ジャパン」、7位「P&Gジャパン」、8位「ペイン・アンド・カンパニー・ジャパン」、9位「KPMG FAS」、10位「サントリーホールディングス」がそれぞれトップ10にランクインしていたそうです。

トップ10を見渡すと、6社が外資系企業、4社がコンサルティング会社という結果に。「退職検討理由」のクチコミを見ると、不満による退職ではなく、あくまで次の挑戦が控えている上での退職を決断できた場合、前職で得られたスキルや経験を振り返って「良い会社だった」という高評価につながることがうかがえたといい、以下のようなクチコミが寄せられたそうです。

▽もともと長く居続けるつもりではなかったし、身につけたスキルや経験からして、ネクストステージに進めると感じたから(コンサルタント、男性、マッキンゼー・アンド・カンパニー)
▽辞める気はなかったが、事業会社から魅力的なオファーがあったことが退職理由(コンサルタント、男性、スカイライト コンサルティング)
▽事業開発に携わりたいと感じたためです。戦略立案に加えてその後の運営も円滑に進め、市場において付加価値の大きなプロダクトを世の中に上市してみたいと思いました(コンサルタント、男性、アーサー・ディ・リトル・ジャパン)
▽会社全体がアップ オア アウト のカルチャーなので辞めること自体が割と当たり前です。みんな、ある程度学んだら外に出て活躍を広げるという考えの人がほとんどです。それなので辞め時を考えながら勤務している感じです(マーケティング、女性、P&Gジャパン)

ランキング上位に入った日系企業については、共通して「風通しの良さ」「社員の相互尊重」のスコアが高い傾向にあったそうです。退職者の社員クチコミを覗いてみると、人間関係や結束力など心理的安全性が退職者からの高評価に繋がりやすいことがうかがえたといい、具体的なクチコミは以下の通りとなりました。

▽風通しが良く、自由闊達に意見交換できる文化がある。常に改善しようと様々な取り組みがなされており、現状に甘んじない姿勢がある(特許審査部、男性、特許庁)
▽やってみなはれの文化が根付いており、多くの社員が愛社精神に溢れている。温かい人も多い。これがこの会社の強みだと思う。やる気があれば挑戦させてもらえる風土がある。また、人付き合いはかなりウェットで飲み会も多いので、合う合わないはあると思う(マーケティング、女性、サントリーホールディングス)
▽成果主義。年齢や性別に関係なく、努力し、成果を出した人が報われる環境。外資系の様にクビを切る環境はないが、成果で是々非々の判断が下る。マネージャー陣は非常に優秀な方々が多くオペレーションや法令順守のマインドは高い。また顧客第一主義の観点、チームワークを駆使して活動する文化は、多くの企業の中でも類を見ない様な環境で素晴らしいものであった(新規開拓営業、男性、顧問名鑑)

また、ランキング2位の「リクルートマネジメントソリューションズ」を含め、リクルートのグループ会社が合計で4社ランクインしていました。クチコミを覗いてみると、部下に自立を促す企業文化がうかがえたといい、具体的なクチコミは以下の通りとなりました。

▽リクルート社特有の「お前はどうしたいんだ?」という自主自立を重んじた企業文化である。従って常に自分が仕事のオーナーやプロデューサーであり続ける覚悟が必要である。また自己研鑽を常に心がけていないと置いていけぼりになってしまう事もある(ソリューション営業部、男性、リクルートマネジメントソリューションズ)
▽やる気のある人が多い企業の印象です。女性の比率が多いが、変な派閥などなくフラットに各自が自分の仕事にまい進していた。組織もリクルートの子会社なので仕組みがしっかりしており、かぎりなくホワイトに近い会社だと思います。北海道の基幹産業である観光に対して、インパクトがある事業だと思うので本人のやる気次第で、仕事の幅を広げることができ、成長にもつながるという点では非常に良い会社だと思います(営業、女性、リクルート北海道じゃらん)
▽「あなたは何をしたいの?」という質問が良く飛び交う文化。企業利益を追求するのは当然だが、個人が個の力を発揮することで実績を作り上げていくことを重視していると感じた(営業、男性、リクルート)

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