「社長がタバコを吸いながら面接」「その場で二つ返事で内定が出た」…転職活動の際に「選考辞退」した衝撃理由

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みなさんは転職活動の際に選考辞退をした経験はありますか。エン・ジャパン株式会社が運営する総合求人サイト『エン転職』のユーザー9350人に聞いたところ、約半数の人が転職活動において「選考辞退の経験がある」と回答しました。また、選考辞退の決め手となった出来事については、「面接官の話を聞く態度がとても悪かった」「最初の面接後、その場で二つ返事で内定が出たこと」などが挙げられたそうです。

2022年7月~8月の期間に「選考辞退に関する意識調査」と題して実施された調査です。

はじめに、「転職活動において選考辞退の有無」を聞いたところ、55%の人が「ある」と回答。これを年代別でみると、「20代」が46%、「30代」が55%、「40代以上」では57%となり、年齢が上がるにつれ辞退数が増えることがわかりました。

続いて、選考辞退の経験者に「辞退した社数」を聞いたところ、39%の人が「1社」と回答。「2社以上」は61%(2社:27%、3社:16%、4社:5%、5社:5%、6社~9社:4%、10社以上:4%)という結果になりました。

また、「選考辞退のタイミング」については、「面接前」(45%)が最多で、「面接後」(43%)、「内定取得後」(39%)と続きました。

選考を辞退したタイミングについて、それぞれの理由を聞いたところ、「面接前に選考を辞退した理由」では、「他社の選考が通過したため」(31%)、「ネットで良くない口コミを見たため」(22%)、「企業の応対が悪かったため」(21%)と続きました。

他方、「面接後に選考を辞退した理由」では、「求人情報と話が違ったため」(42%)、「他社の選考が通過したため」(28%)、「雰囲気が悪かったため」(27%)と続き、「内定取得後に選考を辞退した理由」では、「他社の選考が通過したため」「提示された条件がイマイチだったため」(いずれも37%)、「雰囲気が悪かったため」(14%)という結果になっていたそうです。

また、「これが決め手となって辞退を決めたエピソード」と、「入社を決めたエピソード」について、回答者から以下のようなコメントが寄せられました。

【これが決め手となって辞退を決めたエピソード】
▽面接官の話を聞く態度がとても悪かった。リアクションしない、話している途中に携帯を触るなど不快な態度で、この会社はいい加減な仕事の仕方をしているのではと疑い辞退した(23歳男性)
▽最初の面接後、その場で二つ返事で内定が出たこと。誰でもいいのかな?と思い、また考慮や慎重さに欠けるように見えた(31歳女性)
▽面接に行って社内に入った時の雰囲気。こちらが挨拶しても会社側は仕事に集中しすぎていて、誰一人挨拶がなく無視された。この会社は無いと判断し、すぐ帰ろうと思った(32歳女性)
▽面接官の遅刻が決め手。忙しい中で面接してもらえたのは嬉しかったが、面接に30分以上遅刻したのは印象が悪かった(32歳男性)
▽社長が最終面接だったが、タバコを吸いながらの面接。ホームページに、休日に集まってのBBQが半ば強制であるかのような記載もあり辞退(39歳男性)

【これが決め手となって入社を決めたエピソード】
▽こちらの就活の軸を否定せず、「その考えは正しい」と断言してくれた社長がいた企業は働きたいと思った(23歳女性)
▽「あなたの人生がかかっているため、納得して入社を決めることができるよう、さまざまな会社をしっかり見極めるべき」と言われ、会社だけでなく、転職者への思いやりを感じた(29歳女性)
▽人事から「前回の面接官が、面接をして花丸を付けたのはあなたが初めてだった」と言われたとき。また社長との最終面接で、社長がとても話しやすかったことも決め手の一つ(33歳女性)
▽面接後、面接官にオフィスツアーと社員紹介をしてもらい、会社の良い雰囲気を感じられた(35歳男性)
▽新型コロナウイルス感染拡大前だったが、内定をもらった際に「君の力に期待しているよ」と両手で握手を求められた時は、必要とされていると思い内定を承諾する決め手になった(36歳男性)

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