「大きめの台風が来ると3日くらい停電くらっていた沖縄県民が必ずやっている台風対策ですが、ポリ袋とかに水を入れて巨大氷を作っておくと停電時に冷凍庫の持ちがよくなります。解凍して飲み水にも使えます。 凍るまでに1~2日くらいかかるから今すぐ作るのだ...!」
大型で強い勢力の台風14号が日本列島を縦断しようとしています。台風への備えとして巨大氷を作ることを投稿した、沖縄に暮らすはらぺこ@おうちに帰りたい ねこの旅さん(@harapeco_app 以下はらぺこさん)にお話を聞きました。
作り方は、簡単。ポリ袋などに水を入れて冷凍庫で凍らせます。この氷袋があれば、停電した際に冷凍庫に保存していた食品の持ちが良くなるそう。また、氷袋の中身が解けて水になってしまえば、調理用の水や飲み水として使えます。
リプライには
「うちも、スーパーで買ってきたかち割り氷を使ってやってます」
「ウチはスペースないので、ジップロックの袋で平たく作りました」
「ナイスアイデア!さっそく実行」
などのコメントが並びました。
また、
「バシャバシヤ水入れてたら袋が折れる形でバシャーって床が水浸しに…」
「ビニール袋は水漏れするから、ペットボトルもいいかも」
「袋は二重にしてます」
など、実践している人々から取り扱いへの注意点も添えられました。
台風にはさまざまな方向からの対策で備えを
さまざまな台風対策をツイートするはらぺこさんによると、巨大氷袋は、はらぺこ家の台風対策の定番。「沖縄県民の常識かどうかはわからないですね。いつから、やっていたかも覚えていなくて、台風が来ると、作っていた」と話します。
2万以上のいいねを獲得した氷のアイデアは、2019年の台風の際に、個人アカウントでつぶやいた時もバズったそうで、「冷凍庫の隙間に入れることができるのが巨大氷袋の良い点。でも、薄い袋で作ると破れちゃうことも。厚手の袋か二重袋にするなど工夫してください。冷凍庫にスペースがあるなら、ペットボトルで作った方が破れないので安全です!うちの場合、空いているペットボトルがほぼないのと、ペットボトルが入らないなどの理由で、ポリ袋で代用するようになりました」と説明します。
経験から得た数々の台風対策として、窓ガラスの補強、電気・水道・ガスが止まった際に必要なものを準備、避難用アイテムの中身をチェック、家の近くの避難所を確認して、家族と情報を共有すべきといった災害時の対策に加えて、「手元に現金を」「ガソリンを満タンに」「ベランダを片付けよう」「モバイルバッテリーをフル充電」と意外と抜けがちなところも伝えているはらぺこさん。
「実家が海沿いで、大きい台風では必ず停電するうえ復旧が遅い地域だったため、昔から準備はしっかりしていました。大きい窓には板を打ち付ける、外にあるものは全て片付けてインスタント食品を買い込み、冷凍食品は溶けやすいものは全て調理しおにぎりなどを用意するなどは必須ですかね」と、台風前の準備はしっかりとおこなうそうです。
また、閉じ込められることによる精神的な辛さにも備えが必要とのこと。「いつの台風か忘れましたが、4日くらい停電した時は辛かったです。エアコンも使えず冷蔵庫も開けられず、携帯電話も充電できず。オール電化にしてしまっていたのでお湯を沸かすこともできず。冷水でシャワーを浴びていました」。
通り過ぎた台風がUターンして帰ってきた時についても「10日くらい家に閉じ込められました。ものすごく暇で、かなりしんどかったですね。 その時以降、暇つぶし用の本やゲームを必ず用意するようになりました」。
また、「停電してパソコンが使えなくなる可能性があるから急ぎの仕事がある人は今のうちに頑張って片付けておくのだ…!」とも伝えているはらぺこさん。台風の被害はどうなるかわからないだけに、ぜひ事前の対策として参考にしてください。
■はらぺこ@おうちに帰りたい ねこの旅さん Twitter @harapeco_app