琵琶湖畔で生きる21匹の猫を写真で紹介 「猫は愛玩動物。人とともに暮らすもの」

京都新聞社 京都新聞社

滋賀県草津市在住の写真家太田康介さん(63)が、琵琶湖畔でたくましく生きる猫の姿を追いかけた写真展「びわこねこ物語」を、19日から大津市柳が崎のびわ湖大津館で開く。9月の動物愛護週間(20~26日)に合わせた4回目の写真展。今回は、里親探しに結びつくように撮影対象の全ての猫を紹介する。

戦場カメラマンなどとして活動した太田さんは昨年1月に出身地の湖国に腰を据えた。自身も十数匹を飼育する愛猫家で、過酷な屋外環境で暮らす猫に関するドキュメンタリー番組の視聴をきっかけに、猫の撮影や里親探し、不幸な猫を増やさないための不妊・去勢手術に取り組んでいる。

写真展では、大津市の琵琶湖畔で今年2月以降に撮影した猫21匹の作品を中心に約100点を展示。季節ごとの様子や時々の表情を切り取っている。撮影当初は4グループ23匹ほどいたが、これまでに病気などで数匹が死んだという。

「猫は愛玩動物。人とともに暮らすもの」が持論の太田さんは「穏やかな猫の表情を見て『幸せ』と感じる人もいるが、過酷な環境を生きており、決して幸せとはいえない。写真展を通じて1匹でも里親に引き取ってもらえれば」と話している。

9月25日まで。無料。

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