ハリウッド俳優ブラッド・ピットさん主演のアクション映画「ブレット・トレイン」に東海道新幹線の米原駅（滋賀県米原市）が登場し、その描写が「リアルだ」と話題になっています。米原駅がどんな駅か、ご存じですか？
「ブレット・トレイン」は伊坂幸太郎さんの小説「マリアビートル」を原作とする映画で、東京発京都行きの高速列車を舞台に物語が繰り広げられます。米原駅は映画の後半で登場します。
Twitterでは映画を見た米原駅を知る人が「何故か米原駅だけほぼほぼ正解」「米原駅だけ妙にリアル」などと投稿しています。滋賀を地元とする京都新聞の映画評も「リアルに感じられたのが京都駅の一つ手前に停まる『米原駅』の描写」と書いています。
そもそも米原駅はどんな駅なんでしょうか。米原駅は滋賀県にある唯一の東海道新幹線の駅です。岐阜・大垣方面からの東海道線、滋賀県内を走る琵琶湖線（東海道線）、福井・敦賀方面へと向かう北陸線、さらにはローカル私鉄の近江鉄道が乗り入れます。滋賀県内のみならず、福井県など北陸方面の乗り換え客も多いです。
米原駅一帯は豪雪地帯として知られ、昨年の大みそかから今年元日にかけては大雪が降り、最深積雪52cmを記録しました。大みそかの米原駅前は一面の銀世界で東海道新幹線にも遅れが発生していました。
ちなみにTwitter上では「米原駅付近は何もない」と酷評されていますが、東口には米原市役所があり、西口には滋賀県彦根市発祥の平和堂の店舗「フレンドマート米原駅前店」があります。
米原駅を知る人たちで盛り上がる「ブレット・トレイン」の中の「米原駅」。ぜひ映画を見るとともに実際の米原駅も訪れてみては。
