「今回の作画担当誰だったの?」とつぶやき、みのかさ(@inekaratukutta)さんがツイッターに投稿した画像が話題です。そこに写っていたのは、絹糸のような毛並みが美しいスラっとした体型の大型犬……だったはずの何か、みたいになった白いワンコの姿!
「これはルーブル美術館に所蔵されてる作品ですか?」「どうやら孫請けが作ったようですね」「だから作画は国内スタジオに頼めとあれほど…」と、リプ欄に面白コメントも殺到した白い犬さんについて、飼い主のみのかささんにお話を聞きました。
口周りの肉がびろーん!
作画崩壊したような顔になっていたワンコは、イングリッシュセッター犬の麦ちゃん。猟犬の血を引く高い身体能力と陽気な性格でいつも楽しい姿を見せてくれる、もと保護犬の女の子です。麦ちゃんとみのかささんが出会ったのは『譲渡会』。痩せてはいたものの、元気に走り回る麦ちゃんの楽しそうな姿を見て、お迎えを決意したそうです。
お迎え後、セッターならではの身体能力やテンションの高さ以上にみのかささんが驚いたのが、麦ちゃんの口周りの「柔らかさ」でした。走ったり飛んだりすると、口周りの肉がびろーーんと伸び広がり、さらに大きな耳も縦横無尽に動くため、『バイオハザード』のゾンビ犬風になった姿でも話題になりました。
原作(平常時)はスタイル抜群の美女ワンコ……のはずの麦ちゃん。「サンプル画像はすごくよかったんだよぉ…」と、楽しい返答をしていた飼い主のみのかささんにお話を伺いました。
ほっぺが「つきたてのお餅」のように伸びます
ーー美少女だったはずの作画が崩壊してしまいましたね。この時の麦ちゃんは何にハッスルしていたのでしょうか?
「特にハッスルはしておらず、ごくごく普通にぶるぶるをしていただけなんです。本当です、信じてください(笑)」
ーーぶるぶるだけで!?麦ちゃんの口周りのお肉は本当に柔らかいんですね。いったいどのぐらい伸びるのでしょうか…?
「本当につきたてのお餅のように伸びます(笑)。どこまでも伸びそうな勢いです。伸縮性のある頬のせいで、おやつがほっぺに挟まって自分では取れなくなることもあります」
ーーなんと(笑)。麦ちゃんの同居犬で、同じくもと保護犬の男の子、モネくんもイングリッシュセッターですが、モネくんのお口の肉も伸びるのですか?
「モネくんのお口の肉はあまり柔らかくなく、伸びも悪いです。若者(麦ちゃんは3歳)と中年(モネくんは推定6歳)の差でしょうか」
ーーモネくんは「常にジャニーズのような顔をしている」というイケメン犬だそうですね。でも最近は、「生まれながらにして面白い」という麦ちゃんと暮らしているせいか、モネくんの表情や動きがどんどん面白くなってきたような…。
「お祭りヤロウの麦ちゃんと生活していると、同居犬もお祭りヤロウになるようですね…というのは冗談で(笑)、おそらく体重が増えて、活動できる筋肉とスタミナがついたのだと思います。もともとモネくんは遊び好きで、おもちゃも大好きなのですが、体力がない時はじっとおもちゃを噛むにとどめていたのでしょうね。体力がついて、走ったりおもちゃを追いかけたりが出来るようになったようです。モネくんが活動的になって良かったなと思います」
◇ ◇
最近の麦ちゃんは、「食後のデザートを要求すること」がマイブームなのだそうです。
「食後しばらくするとおやつ入れの前でデモ活動をします。おそらくブームで終わらさず、食後のおやつを習慣にするつもりです」(みのかささん)
それぞれの能力や個性を丸ごと受け止め、愛してくれる家族と出会えた麦ちゃんとモネくん。これからも元気いっぱいの楽しい姿をたくさん見せてくださいね。
■麦ちゃんとモネくんの写真満載のInstagram「mugi_the_setter」