“塩対応”キャラを過剰に求められて…島崎遥香を変えた秋元康からの金言 「言われた瞬間、素直に納得」

石井 隼人 石井 隼人

「人生はゲームだと思いなさい」。大きな決断を下すときに島崎遥香(28)が必ず思い出す言葉。その金言をくれたのは、島崎が「芸能界の恩師」と慕う秋元康だ。

“塩対応”キャラを過剰に求められて

AKB48の活動が多忙を極めた20代前半。ぱるるという愛称で人気を確立する一方、ファンに対してそっけない態度を取る“塩対応”というキャラクター性も定着。“塩対応”キャラを過剰に求められることも増えていく。

「本当の私と世間が思う私のイメージに自分自身がギャップを感じるようになって、パブリックイメージとのバランスを取るのが難しくなった。『本当の自分ってどんなんだっけ?』と自問自答したりして、苦しく思う時期もありました」。

そんな時に秋元康からかけられた「人生はゲームだと思いなさい」という言葉。ストンと腑に落ちるところがあったという。

「秋元さんから言われた瞬間、素直に納得しました。ゲームだと軽く捉えることで気持ちが楽になる。お仕事をお仕事だとは思わずに、自分の好きな趣味の一つだと思うようになったというか…。大きな作品や大役を与えられて思いつめそうになった時に、ふと思い出して気持ちをリセットする。今でも秋元さんからの言葉は自分の中で生きています」。

自分の機嫌を取れるように

AKB48卒業から約5年。ぱるるもアラサーだ。「10代後半から20代前半はマイナスな感情のぶつけ先がわからず、テトリスみたいに積み上げてばかりでした。でも今はストレスがたまりそうになったら『これはゲームだから』と自分をたしなめて、好きなものを爆買い(笑)。自分で自分の機嫌を取れるようになりました」と成長を実感している。

山口県下松市笠戸島を中心にロケを行った映画『凪の島』(8月19日公開)は、瀬戸内の雄大な自然に包まれて暮らす少女・凪(新津ちせ)の心の成長を描くヒューマンドラマ。子供たちの成長に目を細める島の小学校教師を島崎が演じている。

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