車のカスタマイズにかけるお金、平均53万円は高い?車両本体価格を超えるユーザーも

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クルマのカスタマイズには、パーツ装着・交換したり、ボディや内装をアレンジしたりなど、様々なものがありますが、みなさんどんなことをしているのでしょうか。自分のクルマをカスタマイズしたことのある全国の20~69歳の男女ドライバー1000人に「カスタマイズに使ったお金」の総額を聞いたところ、「5万円未満」「10万円~15万円未満」「50万円~100万円未満」などに回答が集まり、平均は「53.0万円」だったそうです。

株式会社ホンダアクセスが「クルマのカスタマイズに関する調査2022」として2022年5月に実施した調査です。

はじめに、「これまでに行なったことがあるカスタマイズ」を聞いたところ、「ホイール交換」(48.2%)、「ドライブレコーダー装着」(47.4%)、「カーナビ交換」(34.3%)、「ホイールのインチアップ・インチダウン」(28.5%)、「ライトバルブ(電球)交換」(26.7%)、「オーディオユニット・スピーカー交換」(24.9%)と続きました。

これを男女別にみると、男性では「ホイール交換」(男性:59.8%・女性:36.6%)、「ホイールのインチアップ・インチダウン」(男性:38.6%・女性:18.4%)、「ライトバルブ(電球)交換」(男性:40.0%・女性:13.4%)という結果になり、女性と比べて20ポイント以上高くなっていたそうです。

また、「これまでに行なったことがあるクルマのカスタマイズのタイプ」については、「オーディオ・音響系」(30.5%)、「ラグジュアリー系」(22.1%)、「オフロード系(タイヤ交換・リフトアップ等の外装のカスタマイズ)」(18.7%)、「サーキット系」(12.4%)、「アウトドア系(キャンプ仕様・車中泊仕様の内装カスタマイズ)」(11.7%)と続きました。

これを男女別にみると、男性では「サーキット系」が19.4%と、女性(5.4%)と比べて14.0ポイント高っていたそうです。年代別では、20代と30代では「オフロード系(タイヤ交換・リフトアップ等の外装のカスタマイズ)」(20代:29.0%・30代:23.9%)が他の年代と比べて高くなり、50代では「オーディオ・音響系」(39.0%)が高くなっていたそうです。

次に、「これまでにクルマのカスタマイズに総額でいくらくらい使いましたか」と聞いたところ、「5万円未満」「50万円~100万円未満」(いずれも15.3%)、「10万円~15万円未満」(13.7%)、「5万円~10万円未満」(12.2%)、「100万円~200万円未満」(11.8%)などに回答が分散し、平均は「53.0万円」でした。一方で「300万円~500万円未満」(2.8%)、「500万円以上」(1.4%)など、車両本体価格を超えるような価格帯の回答もみられたといいます。

カスタマイズのタイプ別にみると、これまでにクルマのカスタマイズに使った総額の平均は、「ドリフト系」(181.6万円)が最も高くなり、「サーキット系」(145.0万円)、「ローライダー・ハイドロ系」(136.3万円)と続いたそうです。

続いて、「自分のクルマをカスタマイズした目的」を聞いたところ、「外観を自分好みにする」(42.2%)、「車内を快適にする」(30.4%)、「運転しやすくする」(27.8%)、「車内の雰囲気を変える」(24.5%)、「安全性を高める」(24.1%)といった回答が上位に並びました。

これを男女別にみると、「運転しやすくする」(男性:33.2%・女性:22.4%)と「速くする・加速をよくする」(男性:21.6%・女性:5.2%)では、男性の方が10ポイント以上高くなりました。

また、年代別にみると、20代・30代では「乗り心地をよくする」(20代:27.4%・30代:29.0%)、50代では「カーオーディオの音質を高める」(23.9%)、60代では「安全性を高める」(33.3%)が他の年代と比べて高くなっていたそうです。

さらに、「クルマへの満足度」については、「カスタマイズ前の満足度」では「80点~90点未満」(28.8%)、「70点~80点未満」(19.4%)、「50点~60点未満」(14.8%)に回答が集まり、平均は66.9点だった一方で、「カスタマイズ後の満足度」では「100点」(31.6%)、「90点~100点未満」(30.8%)、「80点~90点未満」(21.6%)に回答が集まり、平均は84.5点でした。ちなみに、満足度の平均の変化をみると、「カスタマイズ前」の66.9点から「カスタマイズ後」は84.5点と17.6点上昇していたそうです。

カスタマイズのタイプ別にみると、クルマへの満足度の上昇幅は「ローライダー・ハイドロ系」(59.8点→84.2点)が24.4点で最も大きくなり、次いで、「レトロ系」(61.2点→81.1点)が19.9点、「サーキット系」(69.2点→87.7点)と「ドリフト系」(66.5点→85.0点)が18.5点で続きました。

最後に、「クルマのカスタマイズに関してこれまでにどのような経験をしたことがありますか」と聞いたところ、「予想以上にお金がかかる」(29.3%)が突出して高くなりました。次いで、「カスタマイズしているクルマがあるとチェックする」(14.2%)、「カスタマイズ部分を友人・知人にアピールする」「カスタマイズ後にカスタマイズ部分の写真を撮る」(いずれも13.8%)、「つけても意味がなかったパーツ・アクセサリーがある」(11.0%)といった回答が上位に並びました。

これを年代別にみると、20代では「カスタマイズする場所がどんどん広がる」(12.9%)と「走ることよりカスタマイズすることが好きになる」(11.3%)、30代では「カスタマイズしているクルマがあるとチェックする」(21.7%)と「カスタマイズ後にカスタマイズ部分の写真を撮る」(21.0%)が他の年代と比べて高くなっていたそうです。

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