24日に「イオンモール北大路」に名称変更された京都のショッピングモール「北大路ビブレ」(京都市北区)の「27年間のご愛顧ありがとうございました」というメッセージが縦読みできると話題です。縦読みすると「北大路が大好きです」。「泣いた」「格好良すぎ」などのコメントが寄せられています。
北大路ビブレは、京都市北部の地下鉄北大路駅に直結したショッピングモールです。1995年3月に商業施設「キタオオジタウン」の核テナントとして開業しました。当初運営していたマイカルが2001年に経営破たんするなど、時代の変化にもまれながらも市民に愛されてきました。
現在はイオングループ傘下に入っており、改称を進めるグループの方針に基づき、イオンモールに名称変更されました。
メッセージは「きがつけば1995年より27年間」から始まる横書き12行の文章です。よく見ると1行目の「きがつけば」や5行目の「じだいを越えて」など漢字で書いてもよさそうな言葉が、ひらがなで書かれています。
そして各行の冒頭の文字を縦読みすると、「きたおおじがだイスきでス」となり「北大路が大好きです」と読むことができます。
メッセージは22日から施設内で掲示されているほか、23日には北大路ビブレの公式LINEアカウントから最後のあいさつとして配信されました。
ツイッターでは「縦読みだったの!?」という反応のほか、改めて北大路ビブレに感謝をつづったり、思い出を書き込んだりする人が相次いでいます。
イオンモール北大路の担当者は「われわれの考えをこっそりと盛り込みました。分かっていただいてうれしいです」と話しました。メッセージはイオンモール北大路内で当面の間、掲示予定です。