楽天モバイルが2022年5月に発表した新料金プランにより、月1GBまで0円の現行プランが2022年6月末で廃止されることが大きな話題となっています。そこで、全国の23歳から79歳の楽天モバイルユーザー男女441人を対象に聞いたところ、「0円廃止発表」を受けて0円ユーザーの約7割が、0円ユーザー以外も4割近くが他社への乗り換えを検討していることがわかりました。
株式会社エイチームのグループ会社、株式会社エイチームライフデザインが運営する、通信費・家計見直しサイト「Soldi(ソルディ)」が2022年5月に実施した「楽天モバイルの0円廃止に関する意識調査」です。
楽天モバイル利用者に「月のデータ通信量」を聞いたところ、「1GB未満(0円ユーザー)」が55.8%と最も多く、次いで、「1GB以上3GB未満」が15%、「3GB以上20GB未満」が13.6%、「20GB以上」が10.7%という結果でした。
0円ユーザーの多くが「1GB未満は0円の料金プランに魅力を感じて契約した」と回答していたことから、今回の0円廃止の発表はユーザーへの影響度が大きいことが考えられるといいます。
次に、0円ユーザーの人に「楽天モバイルの0円廃止についてどう思いますか」と聞いたところ、「とても嫌だ」(55.3%)、「嫌だ」(19.5%)、「どちらかと言えば嫌だ」(19.1%)を合わせると93.9%の人が「嫌だ」と回答しました。
また、0円ユーザー以外の人にも「楽天モバイルの0円廃止」について聞いたところ、「とても嫌だ」(18.5%)、「嫌だ」(6.7%)、「どちらかと言えば嫌だ」(31.8%)を合わせると57.0%の人が「嫌だ」と回答したそうです。
ちなみに、「嫌」と回答した理由として、「サービスの魅力度が減る」「急にプランを変えることに不信感を感じる」という回答が多く挙げられたといいます。一方で、楽天モバイル0円廃止に賛成する人の意見として「妥当な値上げだと思う」「ポイントアップされるから」などが挙がっていたそうです。
同サイトは、「これまで、楽天モバイルユーザーは楽天市場でのお買い物をするとポイント倍率があがるSPUが適用され、ポイントが+1倍となっていましたが、新しいプランからはさらに+1倍になるため、今回の0円廃止をメリットに感じるユーザーもいるようです」と説明しています。
続いて、楽天モバイルの0円廃止発表を受けて「他社(プラン)への乗り換えを検討しましたか」と聞いたところ、0円ユーザーの67.9%、0円ユーザー以外の37.9%が「乗り換えを検討している」と回答しました。
最後に、他社(プラン)への乗り換えを検討しているユーザーに「乗り換えを検討している会社(プラン)」を聞いたところ、KDDIの「povo」が43.2%と最も多く、次いで「まだ決まっていない」が34%、「OCNモバイルONE」が17.4%、「Y!mobile」が16.2%という結果になりました。また、乗り換え先として「povo」を検討している理由については以下のようなコメントが寄せられたそうです。
▽基本料金が0円から選べるから
▽品質が高いから
▽料金が安いから
▽自分に合ったサービスの組み合わせができるから
同サイトは、「楽天モバイルの0円廃止の発表を受け、改めて『povo』の基本料金0円から自分でサービス内容の組み合わせを選べる料金プランに魅力を感じるユーザーが多いようです」と説明しています。