「ポテトサラダ頼んだら謎のガチャみたいなの出てきて驚いたんだけど、私はこんなので全然驚きません風に受け取ってしまい食い方が分からないおじさんを助けて…」と、インパクト抜群のポテトサラダの写真をTwitterに投稿したのは「俺の酒飲むなよ」(@afulois1)さん。
一度見たら忘れられないビジュアルは、回転寿司店の「スシロー」が手掛ける大衆寿司居酒屋「鮨 酒 肴 杉玉」の看板料理「杉玉ポテトサラダ」(329円、一部店舗により料金異なる)です。初見の人はどのようにして食べるのか戸惑ってしまいそうです。
このツイートには「私もしばらく手がつけられないかもしれません」「木の筒が謎」「この不思議感はなに?」などと戸惑う声もあれば、「その中でシェイク(混ぜる)んじゃ?」「とりあえず目隠しして棒で叩く」「叩いて 空けるのかな??」と、投稿主に助け船を出すコメントもあり、12万を超えるいいねがつきました。
居酒屋メニューの定番が、なぜこのようなスタイルで提供されているのでしょうか。「鮨 酒 肴 杉玉」を展開する会社「FOOD & LIFE COMPANIES」の広報担当者に話を聞きました。
――杉玉ポテトサラダを作ったきっかけは?
「大衆寿司居酒屋としての寿司へのこだわりはもちろんなのですが、遊び心があり、フォトジェニックかつインパクトのある商品も開発したいと考えておりました。
その中で、杉玉の看板を背負う商品として、当店のロゴマークをイメージした特別なポテトサラダをオープン当初(2017年)からお出しすることにしました」
――印象的なビジュアルですね。
「ユニークな見た目から “これ何ですか?”とお客様からスタッフが声をかけていただくこともございます。そんなやりとりからコミュニケーションが生まれ、大衆寿司居酒屋としての体験価値を楽しんでいただけるようなビジュアルを目指しました」
広報担当者から「下のお皿にカプセルから出し、真ん中に黄身が入っているのでしっかりと混ざるように混ぜてからお召し上がりください」とのアドバイスをいただき、早速実食。
まずは、ポテトサラダが入ったガチャのような器を、置かれている木の台から外します。これで台の役割は終了なので、映えを狙って撮影するとしたらこのタイミングです! 透明な器をパカッと外すと、フワッとアオサの香りが漂います。これはかつてないポテサラを予感させます。
お皿に移し替えて、”杉玉状”のポテトサラダを割ると中には卵黄が。スプーンでしっかりザクザクとほぐして混ぜたら完成です。このひと手間もエンタテインメント性を感じて、慣れてきたら人によって好みの混ぜ具合がありそうです。
刻んだガリ、さらにアオサや干しエビ、パン粉などを煎って作った”杉粉”をまぶしたというポテトサラダ。ガリの酸味が寿司屋を感じさせつつ、海の香りが口いっぱいに広がり、日本酒と合わせたくなる大人で和な味わいでした。軽快でありながらしっかりとした香りの「手取川 大吟醸 hoshi」(半合439円)や、「杉玉 純米」(半合329円)などの日本酒が合うとのことです。
大衆寿司居酒屋「鮨 酒 肴 杉玉」は、2017年に兵庫西宮市で1号店が誕生してから、現在全国に60店舗を展開。定番の握りをはじめ、「キャビア寿司」や「飲めるサーモン」、一品もの「ねぎまぐろとオリーブオイルの素敵すぎる出逢い」といった多彩なアレンジが光る看板商品を提供しています。ランチ営業では、杉玉人気ネタ8種が盛り付けられたインパクトのある「舟盛り丼」や握りのセットが充実。
大衆寿司居酒屋「鮨 酒 肴 杉玉」公式サイト:https://www.sugidama-sushiizakaya.jp/
「俺の酒飲むなよ」さんTwitterアカウント:https://twitter.com/afulois1