人気かき氷店による新展開 主役が「柿の葉」かき氷って「攻めてる!?」→きっかけは柿農家を盛り上げるためだった

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大人気のかき氷専門店「ほうせき箱」(奈良県奈良市)の姉妹店となる「柿の葉茶専門店 SOUSUKE(ソウスケ) byほうせき箱」(奈良県奈良市)が4月28日にオープン。早くもかき氷好きに話題となり、お客さんが続々と訪れています。

こちらで主役となるのは柿の葉。奈良名物である「柿の葉寿司」でお寿司を包んでいる以外、あまり馴染みはないかもしれませんが、実はビタミンCやポリフェノールを豊富に含み、健康と美容面でも注目されている食材です。

代表の平井宗助さんが柿の産地である奈良県でも後継者不足などで柿の耕作放棄地が増加していることを憂い、柿農家と柿園の活性化のために商品開発をしたいという思いから2017年に「SOUSUKE」ブランドをスタート。天理市にある柿園で、農薬や肥料を一切使わない自然農法で栽培された柿の葉は、滋味豊かな柿葉茶や柿葉塩、柿茶ジェノベーゼなどの調味料として加工され、プロの料理人からも高い評価を獲得しています。

新しい奈良土産としても知名度を高めるだけでなく、2020年から週に一度、閉店後の「ほうせき箱」でオリジナルのかき氷をふるまう「間借りsousuke」としての営業も続け、知る人ぞ知る存在になっていました。

はたしてどんなかき氷を目指しているのか、平井さんに伺うと「ほうせき箱とは方向性も違う、とんがったかき氷です。間借り時代のレシピをベースに、柿の葉茶、ハーブ、スパイス、お酒、旬のフルーツで構成しています。ちょっと意気込みすぎて構成要素が多く、1杯作るのに少し時間はいただきますが、それだけ魂のこもった一杯入魂、渾身のかき氷です」。

クセが強そうなゴルゴンゾーラとピスタチオを組み合わせた週替わりメニューや、定番のじゃばら和紅茶のかき氷は、希望すればお酒のジンをかけて大人仕様にアレンジできるなど、いずれも個性派ばかり。食べていてわくわくすること間違いなしです。薪火焙煎 深煎りの柿葉茶をラテ風のシロップに使った「SOUSUKE」1200円をはじめとする4種の柿葉かき氷がスタンバイします。

当面はテイクアウトのみで、店内の10席程度を開放する気軽なスタイル。奈良では予約制のかき氷店も増えているなかで、ふらりと立ち寄れるのも嬉しいポイントです(店舗が位置するバスターミナル屋内での飲食は禁止、また施設及び奈良公園にはゴミ箱がないので、店舗にて使用済の容器などのご返却を)。

併設されたショップでは柿葉を使ったお茶や加工品も販売されており、「かき氷だけでなく、柿葉を使った商品にも思った以上に興味を持っていただいて嬉しいです」と平井さん。特に柿葉茶は、試飲して今までに味わったことのない香ばしさと素朴な甘みに驚く人も多いそう。かき氷を堪能したら、ぜひ物販スペースで柿葉アイテムのチェックもお忘れなく! 一部商品はオンラインショップでも販売されています。

「柿の葉茶専門店 SOUSUKE byほうせき箱」
2022年4月28日(木)オープン
住所:奈良市登大路町76 奈良公園バスターミナル西棟1F
営業時間:〈ショップ〉10:00~18:00 〈飲食〉12:00~17:00(L.O)
※イートインはWEB予約優先 ※飲食営業時間は季節により変動
定休日なし(月曜日は物販営業のみ)
公式サイト:https://www.instagram.com/kakiha_sousuke/
Instagram:http://kakiha.net/

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・西村円香)

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