8割が「ペットを理由に仕事を休みづらい」と回答…「ペットを飼っていない人には理解してもらえない」

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日本社会ではペットと一緒に利用できる公共の場が限られていたり、ペットを理由として会社を休むことへの理解をしてもらえないなど「人と動物の共存」を実現する上での課題があると聞きます。20〜60代の犬猫飼育者の男女430人を対象に「ペット飼育者に関する働き方についてのアンケート調査」を実施したところ、「ペットを理由に仕事を休みづらい」と回答した人が8割にも上ったそうです。

株式会社SARABiO温泉微生物研究所が2022年3月20日〜4月6日の期間に実施した調査です。

はじめに、「ペットが理由で仕事を休みたいと言いにくいですか」と聞いたところ、「言いづらいから別の理由を言う」(40%)、「言いづらいけど正確に伝える」(39%)、「言いづらくない」(21%)という結果になりました。なお、ペットが理由で仕事を休みたいと言いづらい理由については以下のようなコメントが寄せられたそうです。

▽ペットを飼っていない人からは理解してもらえないことが多いため
▽「得意先提案準備で追われているのに、『猫の病院に行くから』で休む人はじめて見た」と先輩から言われて、それ以降言いづらくなった
▽一度ペットが具合悪く理由を伝えて休みをもらおうとしたら、電話口で上司の態度が悪くなったのを察したので、これからはペットの事で休みたい時は他の理由を言って休みをもらおうと思います
▽実際に休みを取らせてもらえなかったことがある
▽急な愛犬の体調不良だったので、上司に言いづらく、結局家族にお願いして看病してもらったが、自分の家族なのに堂々と言えないことにその日1日中自己嫌悪に陥ってしまった

次に、「ペット休暇などペット飼育者向けの制度を設けている会社があることを知っていますか」と聞いたところ、「知らない」と回答した人は84%に上り、「知っている」と回答した人は16%に留まったそうです。

さらに、「ペット飼育者に対する福利厚生を導入している企業で働きたいと思いますか」と聞いたところ、「あったらいいなと思う」(52%)、「働きたい」(47%)という結果になりました。ちなみに、ニーズの高い制度としては、多い順に「ペットの忌引休暇制度」「ペット介護休暇制度」「ペット用品がお得に購入できる制度」「ペット同行避難訓練」などが挙げられたそうです。

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