厳島神社(広島県廿日市市)に設置された消毒用アルコール置き場がSNS上で大きな注目を集めている。「合ってるけど そうじゃない感」。とその様子を紹介したのはがしみやさん(@gashi_miya_)。
消毒用アルコールが置かれた台の後ろに立てかけられた「お清め」と書かれた看板。たしかに消毒はお清めでもあるのだが、その重々しい語感と消毒液のギャップに思わずツッコんでしまうがしみやさんの気持ちはよくわかる。
がしみやさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「今どき〜のお清めだわ(笑)」
「酒で清めるお作法もあるので、現代版と言えなくもないけど面白いですねw
絵面が...」
「柄杓とか無かった時代のお清め作法はどんな感じだったんだろう。。
そこまで突き詰めて考えると、あながち消毒液も時代といえば時代だなぁ。。と考えてました。」
など数々の共感のコメントが寄せられている。
がしみやさんにお話をうかがってみた。
ーーこの画像はどちらで撮影されたものでしょうか?
がしみや:観光と位置情報ゲームのイベントを兼ねて厳島神社を訪れた際に、境内への入口に「お清め」があり、そのシュールさから思わず投稿した次第です。
ーーこの「お清め」をご覧なった際のシチュエーション、ご感想をあらためてお聞かせください。
がしみや:今の御時世では消毒用アルコールが置いてある様子も当たり前なものですが、これをあえて「お清め」と称していることに神社らしさや今の時代らしさを感じた一方、少しシュールな印象も受けました。
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この「お清め」について厳島神社にもお話をうかがってみた。
ーーこの「お清め」の看板はいつから設置されているのでしょうか?
担当者:コロナウイルスが流行した当初から設置しております。
ーーあえて「お清め」とされた意図をお聞かせください。
担当者:神社には元より手水など、参拝するにあたって体を清めるという作法があります。ですので「手指の消毒にご協力ください」などと書くよりは「お清め」と書くのがごく自然だと思いそうしております。特に意図というほどのものはありません。
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読者のみなさんも神社仏閣を訪れる時はお清めをお忘れなきよう。
なお、今回の話題を提供してくれたがしみやさんは鉄道玩具を用いて実在路線を表現するサークル「天通団」で活動。メンバーによるYouTube投稿や、レポート冊子発行など積極的に情報発信しているので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
がしみやさん関連情報
がしみやさんTwitterアカウント:https://twitter.com/gashi_miya_
天通団公式Twitterアカウント:https://twitter.com/tentsudan
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厳島神社関連情報
所在地:広島県廿日市市宮島町1-1
公式ホームページ:http://www.itsukushimajinja.jp/