東大・京大生は「野村総合研究所」、早慶生は「アクセンチュア」、MARCH生は「NTTデータ」…就活生が最も注目する企業

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2023年卒の就活生はどんな企業に注目し、企業研究を始めているのでしょうか。また、在籍している大学ごとに注目している企業に違いはあるでしょうか。

社員クチコミサイトOpenWork(オープンワーク)を運営する「オープンワーク株式会社」が発表した「23卒就活生が選ぶ、就職注目企業ランキング(大学別編)」によると、東大・京大生が選んだ1位は「野村総合研究所」でした。また、早大・慶大生が選んだ1位は「アクセンチュア」だったそうです。

2022年3月6日時点での23卒学生ユーザー13万6419人に限定し、その中から、東京大学:2486人・京都大学:1704人・早稲田大学:4783人・慶應義塾大学:4013人・MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学):1万2422人を対象に検索企業を集計、それぞれの注目企業ランキングを作成したものです。上位企業と具体的なクチコミ情報は以下の通りです。

東大生と京大生の1位は共に「野村総合研究所」でした。また、2位は「アクセンチュア」、3位は「ソニーグループ」と、両大学とも同じ結果となりました。その一方で、東大生のランキングではコンサルティングファームが全21社中7社と3分の1の割合を占めており、中でも「マッキンゼー・アンド・カンパニー」「ボストン・コンサルティング・グループ」といった外資系戦略コンサルティングファームも多くランクインしました。京大生のランキングでは、「関西電力」「サントリー」「パナソニック」「島津製作所」といった、関西に本社を置く企業が多くランクインしたそうです。

早稲田・慶應とMARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)のランキングも発表。早慶生の1位は「アクセンチュア」、2位は「NTTデータ」、3位は「野村総合研究所」という結果に。また、MARCH生の1位は「NTTデータ」、2位は「アクセンチュア」、3位は「オープンハウス」となりました。

両ランキングともに、IT大手の「富士通」「楽天グループ」「サイバーエージェント」がランクイン。早慶生のランキングでも、「PwCコンサルティング」や「デロイト トーマツ コンサルティング」といったコンサルティングファームが多く入っており、総合系の中でも特にITに強みを持った企業が多く見られたといいます。

それぞれの企業についてのクチコミは以下の通りです。

【野村総合研究所】
▽様々な業界の大手企業の重要ポジションにいる方と若いうちからともに仕事をできることは非常にやりがいがあるし自身の勉強にもなる。若いうちから様々なプロジェクト経験を積ませてもらえることはキャリア形成にとっても非常に有用であり、貴重な経験になると思う。周囲も優秀な人材が多いため、互いに刺激を与えながら成長していくことができる(コンサルタント、男性)

【マッキンゼー・アンド・カンパニー】
▽社員の成長をとても大切にする文化は非常に感じられます。例えば新卒1年目の社員でも週次で1on1をチームマネージャーとはもちろん、チームディレクターとも行う機会はとれますし、それをとるべきだという空気が社内でしっかりと醸成されています。若者だからと舐めて扱われるわけでもなく、しっかりとひとりのビジネスパーソンとして誰もが他人を尊重するところは非常に良い、かつそれがこの会社の強みなのではないかと考えることも多くあります(コンサルタント、男性)

【サントリーホールディングス】
▽日本だけでなく世界中の人が知っている飲料メーカーであるというだけで、ある意味働くモチベーションになりました。お酒、ジュース、健康食品などなど、商品の幅も広く、感想が身近にあふれているところもモチベーションの一つかと思いました。研修や人事制度が整っていて、部署異動の希望もいずれ聞いてもらえることが多い印象です(企画職、女性)

【島津製作所】
▽入社まではイメージがあまりわかなかったが、自社の機器が社会に貢献しているニュースやプレスリリースをみると、事務職であってもこの会社で働いてよかったと感じる。各種研修等は一通り揃っている印象。自己啓発のメニューもいくつかあるので、学ぼうという意思があれば、自分で色々と学ぶことができると感じる(事務職、男性)

【楽天グループ】
▽サービス数が多く、社内でのオープンポジションも利用できるため、多くの経験ができると思う。部署、サービスにより開発スタイルも大きく変わるため、社内においても転職に近い異動ができる。また、希望もよく聞いてもらえる印象。英語を使う機会も多いため、英語能力を活かしたい、英語を勉強したい、という想いがある人にもよいのではないかと思う(開発、女性)

【サイバーエージェント】
▽キャリアに悩んだりした際に上長・同僚に率直に相談出来る文化がある。その際、ただのガス抜きだけではなく、次のチャレンジの打診や現状の部署で出来る違う取り組みなどをセットで打診してくれる。前向きなチャレンジであれば基本的に称賛を惜しまない。部署異動願いを出した際、応援してくれることが多く、チームサイバーエージェントという価値観が浸透している。長く働けるベンチャー企業という観点では申し分ない(広告営業、男性)

【PwCコンサルティング】
▽クライアントの重要な意思決定に携わることができる。カウンターパートは主任や課長、部長レベルの方となるため、社会人なりたての人間は学びは多い。一人一人にコーチが付くため自身のキャリア形成の相談をする環境は整っている。所属部署で自身が望む専門性を身につけることが難しいと感じれば、所属部門を変えることも可能であり、キャリア開発を会社が支援する環境は整っていると思う(コンサルタント、男性)

【デロイト トーマツ コンサルティング】
▽新卒研修後すぐにPJに配属され、一通りのビジネススキルをOJTで学ぶ。他のファームと異なり、育てる文化が根付いているため、無理なく成長できる。そしてクライアントもDTCを評価してくれる事が多いので、やりがいがある。育成制度はしっかりしている。他社より研修やフォローアップが手厚いと思う(コンサルタント、女性)

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