子どもと一緒にパン屋へ行く際に気になることをつぶやいたツイートに多くの共感の声が届きました。こちらをツイートした、ぐでちちwith8y3yさん(@gude_chichi)にお話を聞きました。
「子連れでハードル高いのはパン屋だよなぁ…。
抱っこ紐だと靴の衛生が気になる。
歩ける子は、トレイとトング持つと手を離すことになるけど、目線の高さのパン達が子どもは気になるし、触りたくなる。
あと子連れは荷物多くて、パン屋の狭い通路で身動き取りづらい。
でも自分で選びたいのだよ…」
とのツイートに、
「わかります!お気に入りのパン屋でトレイとトングを持つためにコンパクト抱っこ紐を買ったことを思い出します。それぐらいパン屋行きたかったし、自分で選びたかった…」
「すごくわかります。娘が幼児の頃に光の速さで試食のパンを両手一杯に掴んでた事があり…」
「子持ちの友達がパン屋に行く時は付き添いします!」
「わかりますー!子どもがパンを触らないか心配。抱っこ紐なんて赤ちゃんの足がちょうどパンの高さ。トングなんて子供が触りたいものナンバーワン。できたてを自分で選びたいので旦那がいるときに一緒に行って車で待っててもらいます泣」
と、共感の声が集まりました。
その後、実際にお子様たちを連れてパン屋に行った、ぐでちちwith8y3yさん。
「パン屋子連れはハードル高いって書いてたら、久し振りにパン屋行きたくてたまらなくなったので頑張って行ってみた。やはりハードル高かった。」との結果報告が。
ぐでちちwith8y3yさんは、8歳と3歳の姉妹を子育て中のお父さんです。育児や家事の様子などお子さんたちと過ごす日々のエピソードを普段からツイートされており、今回の投稿についてお話を伺いました。
言い聞かせていても子どもの行動にはヒヤヒヤ
――こちらの内容をツイートされたきっかけを教えてください。
「最近パン屋でパンを買ってない、スーパーで大手パン会社の食パンやロールパンを買うことはあるけど、パン屋でパンを買うの好きだったはずなのに…」と思ってよく考えたら、子連れでパン屋に行くのが難しくて足が遠のいていたことに気付きツイートしました。
コロナでリモートワークになり、1人での外出機会が減ったので会社帰りにパン屋に寄ることがなくなってしまい、また妻は妻で自分の好きなパンを選びたい気持ちが強く僕がうまく選べなかったりして、パン屋に行く頻度はずいぶん落ちていました。
――その後、行ってみてやはり「ハードルが高かった」と。どのように入店、そして購入ミッションを完了したのでしょうか?
長女も連れていったので、入店前に長女には「次女と手を繋ぎ、パンに触ったりしないよう僕と一緒に注意して見てほしい」とお願いし、次女には「パンには触ってはいけないこと、食べたいパンがあったらパパが取るからお姉ちゃんと手を繋いでいること」を言い聞かせました。
家の近くの住宅街にある小さい個人のパン屋で、到着した時にはお客さんが数名いらっしゃったのでちょっと待ちました。入店→アルコール消毒(これも子どもの手にするのがなかなか大変です、目にかかりそうな高さですし)→トングとトレイを取ってまずは自分のパンを数秒で選択→娘達に「メロンパンあるよ、アンパンマンあるよ、エビカツサンドあるよ」と伝えながら選ばせ、一気にレジカウンターまで向かいました。
このミッションはなかなか良い動きができたのではないかと思います。長女がいつの間にか力強いサポーターになってくれていたことも大きいです。とはいえ、会計しようとしていたらやはり近くのパンに手を出そうとした次女が「これなーにー?」と….。慌てて長女と一緒に止める瞬間もあり、冷や汗をかきました。
――やりとりの光景が目に浮かびます。長女さんとても頼もしいですね。添付されたお写真は購入後に食べた時のものですか?
はい、気持ちの良い天気だったので公園でシートを広げパンタイムにしました。長女は自分の選んだパンを完食、次女はアンパンマンのパンを食べながら「アンパンマン、顔が食べられちゃったから力がでないね」と何度も言っていたのが面白かったです。
長女も次女も僕が食べていたチーズパンを欲しがり、結局半分くらい食べられました。普段チーズをあまり食べないのにパン屋のパンなら食べるのか、と思いました。
急いで選んだパン達でしたが、公園で娘達は完食し、僕も久し振りにパン屋のパンの味を楽しめました。「ふちがカリッとしているところを楽しめるのはやはりパン屋のパンだなぁ」と思い嬉しかったです。
子連れでもお店に迷惑をかけずに買いたい
――パンタイムエピソード、微笑ましいです。他にも一緒に買い物などに行く中で、「ハードルが高いなぁ」と感じられるお店はありますか?
やはり通路が狭かったり、所狭しと商品があるお店は、見ていて楽しいのですが、子どもも楽しくなってしまい、触って倒したりしないかヒヤヒヤします。
ーー逆に買い物しやすいお店は?
最近のショッピングモールはオムツ換えスペースや子どもトイレが充実していて、ベビーカーにはもう乗らない次女も「子どもカート」には乗ってくれるので子連れでも買い物がしやすく、どうしてもそういうお店に行きがちです。
また、奥さんともパン屋に限らず、子連れで行きづらい場所の話はします。「子どもたちがにぎやかだからレストランはどうしても周囲の目が気になる場合があるよね」とか「子どもたちとアニメ映画は行くけど2人で映画とかずっと行ってないね」とか…。
――確かにモールは子連れでスムーズに動ける環境が整ってますもんね。パン屋さんの他にも行きづらいお店のラインアップにも非常に頷けました。今回、共感の声が続出しましたが、印象に残ったリプライはありますか?
「パン屋で子どもが触ってしまったところを目撃したので伝えたら、そのトレイのパン全てが廃棄になるところを見てしまった」という辛いリプ、一方「友人のお子さんを見てあげてる」というリプが印象に残っています。
パン屋さんとしても大切な商品をできるだけきれいに見せ、安全に買ってもらいたいだろうし、子連れの親としても迷惑かけずに買いたい…うまく解決できたらいいなぁと思いました。パン屋で働いていたという方から「混雑してなければ子どもを見ていることもできますよ、そうしてましたよ」というリプも頂いて嬉しかったです。
――反響へのお気持ちをお聞かせください。
「みんな“子連れでパン屋はハードル高い”と思ってたよね!そうだよね!大変だよね!」と慰めあうような気持ちです。パン屋さんの負担になるような対策をしてほしいというつもりはなかったので、そうそう!って共感してもらえたことが嬉しかったです。
◇ ◇
子育てクラスタからたくさんの共感があった今回のツイート。店内では子どもから目を(手を)離さず、しっかり見守ることを前提としていたとしても、買い物がままならない現実があるなと改めて思いました。ぐでちちwith8y3yさんの「パン屋さんとしても大切な商品をできるだけきれいに見せ、安全に買ってもらいたいだろうし、子連れの親としても迷惑かけずに買いたい」という思い、本当にそれに尽きるなと感じた次第です。