LED電球の交換が楽しく!?  ”タイムカプセル”気分に「これはいいアイデア」「真似したい」

宮前 晶子 宮前 晶子

「LED電球新調する時さ、ちょっとメモ書いとくの。長寿命だけに次の交換時軽くタイムカプセル開封した感あって盛り上がるからオススメ。(昨日交換の儀)」と投稿されたツイートが話題です。

「これはいいアイデア!」「今度電球変えるときにやってみます」「日常をハッピーにできるセンスの持ち主」などのコメントとともに、拡散されました。ありそうでなかったこの提案を写真付きでつぶやいた、タナボタばんざい(@Ankosri)さんに、アイデア秘話などを聞いてみました。

ちょっとしたイタズラ心で書いてみたら…

―投稿写真の2015年からこのしきたり(?)をされているのでしょうか?あるいは以前から?

「いつからやっていたかは記憶にありませんが、LED交換1号目からしています。書き込もうと思ったきっかけは特にないんですよね。あるとしたら最初の1個目を変える時に“次の交換は10年後だよ!すごいね!”“その時子供たちは何歳だろうね?”“えっ、高校生かも!?”と夫と盛り上がったことでしょうか。

その勢いで日付と子供の名前・学年を書きました。書き終わってまだ余白があったので、『その日にあった、できるだけ何気ない日常・悲しかったりつらかったりしないこと』も付け足すようになりました。台風接近は少々良くない出来事ではありますが、当地ではなかなか台風が上陸しません。交換の夜は、子供達がすごくはしゃいでいたので、書いたんです」

―投稿写真以外の電球にも、このメモ書きがあるってことですよね?

「そうなんです!我が家の照明の7割はLEDになりましたので、我が家の天井にはそれだけの数のプチタイムカプセルが埋まっているということになります」

―過去の日常に楽しみの種を置いて、未来で回収する、というのがいいですよね

「小さなイタズラを仕掛けるのは好きなので、書いちゃったというか。電球交換の時に、手を伸ばせば届くところにサインペンがあるのも良かったのかもしれません」

―交換の時は、盛り上がったのでは?

「”交換の儀”と言いつつ特別なことは何もしていません。“変えるよー!じゃーん”“あっ、6年前だって、キミ小3、キミは小1”と言いながら換えました。“次何書こうか?”と聞いたら、ちょうどオリンピックの開会式が始まる直前だったので“オリンピックって書いたら?”と言ってくれました」

―いや、家族のイベントみたいで、十分楽しそうです。

「子供たちは思春期ですし、私が何かヘンなことをするのに慣れていますので「へえ?ふーん」な感じでしたが、夫とは随分その当時のことや子供たちの小さい頃の可愛さを思い出しておしゃべりが弾みました」

―「早速実行させて頂きます」「ステキ!」など好意的な声が多いです

「オススメとツイートしてますので、“やってみよう!”の反応が多かったことを喜んでいます。ただ、“賃貸住宅だとできない”とのコメントがいくつかあったのにはハッとしましたが、そのうちの一つに“次住む人を笑わせたい”とあったのは笑ってしまいました。楽しいイタズラ、大好きですから!思った以上に反響が大きく驚いていますが、家で楽しく過ごすための仕掛けが、現在の社会情勢的に喜ばれたのだと思います」

「家族のコミュニケーションが増えるステキなアイデア」

大盛りあがりの今回のツイートですが、LED電球の製造メーカーとしてはどう受け止めているのでしょうか?

LED電球や家電製品をはじめ、生活用品の企画・製造・販売を行うアイリスオーヤマ株式会社広報室に、日付記載欄を設けたLED電球や家電製品の有無を問い合わせてみたところ、「設置日や日付けの記載欄がある製品はございません」とのことでした。

また、タナボタばんざいさんも「ツイートしたものの、間違えた使い方ではないか?」と気にしていたため、その旨を伝えると、「このような使い方は想定しておらず、メーカーとしては推奨していないのですが、ご家族のコミュニケーションが増える素敵なアイデアだと思いました。未来へつなぐタイムカプセルLED電球。是非今後の開発の参考にさせていただきたいと思います」。

タナボタさんもこう話します。「写真や動画とちがってメモは記憶を引き出す糸口になりますし、家族での会話も生まれます」。

そして、こんなオチも待っていました。

「LED電球に仕込んだタイムカプセルの話」を両親にしたら昨夜来訪し「あんたはそこここに書き散らす癖があるからねえ」と笑ってくれ自分の隠れたヘキに気付いたが「さ!天井の電球全部外して読んでみましょうよ」と張り切るのをなだめてるうちに感慨はどこかへいってしまったそうです。

そして、アイリスオーヤマ株式会社では、家族のコミュニケーションツールになる商品を目指し、最近では「カメラ付き冷凍冷蔵庫296L」STOCK EYE(ストック アイ)を発売。外出先でも冷蔵庫の中身を写真で確認できるため、家族でチェックすることができます。「お父さんのビールが減っているから買っておくね」…、こんな会話が増えるかもしれません。

■Twitter https://twitter.com/Ankosri/status/1489777769043017733
■アイリスオーヤマ株式会社【公式】Twitter https://twitter.com/irisohyama_info/
■STOCK EYE特設サイト https://www.irisohyama.co.jp/refrigerator-stockeye/

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