2年前のTwitterでの約束…静かに守り続け、目標の22000匹を目指す画家 「図鑑のよう」と絶賛の声続々

塩屋 薫 塩屋 薫

罫線にしがみつくカエルなど、手帳いっぱいに描かれた愛らしい動物たちの絵がツイッターで話題になっています。「私は 2年程前にTwitterの企画で 動物を22000匹描く事になった女です。未だに描き続けていて、現在の記録は2802匹です」と投稿した晴夏さん(@_harenatsu)に、話を聞きました。

遊び心あふれる動物たちが並ぶさまは圧巻で、この投稿には37万以上のいいねがつき、「本出して欲しいくらい凄い」「ずっと見ていられる」「もう図鑑のようです。心躍ります」「動物たちがいきいきしてる!」「数が増えるとますますキレイで素敵」「約束を果たされた暁には、全部の動物がノートから出て来たりするといいですね!」など、絶賛の声が寄せられています。

北海道・千歳市で小さな画廊を営みながらフリーランスの画家として活動している晴夏さん。約3年前に画家として開業したそうで、動物を描き続けるこの企画について聞きました。

――この企画のきっかけについて教えてください。

当時コロナ禍が始まり、お仕事が減ってしまっていたので、話題作りのために始めました。2020年の4月に『「罫線」で遊ぶ小動物』が1RTにつき1匹増える手帳です」とツイートしたところ、リツイート数が22000にもなったので、その数を目標にして投稿当日から手帳の罫線に生き物を描き始めました。

――これまで何種類の動物を描きましたか?

分からないです…。1番よく描いているのも、気に入っているのもカエルです。1番最初に投稿したツイートがカエルだからか、フォロワーさん達からも1番人気が高いです。

――動物を描く時にこだわっている点は?

早く描くことよりも1匹1匹丁寧に描くことに重点を置いています。

――繊細なタッチが素敵です!

このシリーズはシャープペンシルと色鉛筆で描いています。

――描き続けて大変な事、そしてよかった事は?

辛く感じる事はないです。続けてきてよかったことは、多くの方に私の作品を知って頂けたことです。もちろん、このシリーズに愛着も湧いています。

――最初の投稿も今回の投稿も、反響がすごいですね。

再びたくさんの反響を頂いて、改めて頑張ろうと思いました。

――こちらの作品はどこで鑑賞できますか?

すべてではありませんが、好評だったページや私自身が気に入っているページを、私の画廊「Gallery & Atelier 晴彩」でご覧頂けます。新しく描いたページも随時置いていますよ。

◇ ◇

晴夏さんの原画を鑑賞できる北海道の画廊「Gallery & Atelier 晴彩」では、手帳を持参すると好みの動物を描いてもらえるそうです(基本料金は1匹あたり3000円)。自分だけの特別な世界観が楽しめそうですね。また罫線で遊ぶ動物たちのイラスト入りのレターセットも販売中。

【晴夏さん関連情報】
■Twitter  https://twitter.com/_harenatsu
■作品のInstagram https://www.instagram.com/_harenatsu/
■画廊情報のInstagram https://www.instagram.com/_hareiro/

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