フォトグラファーであるKDさん (@kodaikawahara) が「千葉都市モノレール大集合!」というタイトルで公開された写真が、Twitterで14万を超える話題となっています。
懸垂式モノレールとしては世界最長と言われる千葉都市モノレール。KDさんの写真は、そんな千葉都市モノレールの各線路を走る電車4本が、1カ所に集まっているというとても豪華なものです。リプ欄でも共感の声が多数。
「圧巻ですね!」
「 (それぞれの電車が同じ場所を通る) このタイミングを狙ってたんですか?」
「未来の道路みたいですね」
「めっちゃカコイイです!!実物を自分の目で見たい」
「かっこいい、アイアンマンみたい!」
「千葉って近未来都市だったんだ、、」
といったコメントが寄せられました。確かに、とてもダイナミックで、近未来感がありクールな雰囲気もある素敵な写真ですね。
しかしながら、撮影者のKDさんは、「遊び心で何枚か合成した作品です!」とTwitterでコメントをされています。
合成写真だったとは…。確かに、空で飛行機が連なって飛んでいたりなど、よく見ると合成っぽい部分もあります。
しかし、一見そうとは分からないくらいリアリティがありますよね。
一体どうすればこのような写真が撮れるのか?撮影者に聞いた
――合成にもかかわらず、リアルな出来ばえに驚きました!撮影時のテクニックなど、簡単に教えていただけませんか?
KDさん:使用するのは、カメラと三脚とPhotoshopなど切り抜き加工が出来る編集ソフトです。まず三脚で固定したカメラでそれぞれの路線に走る電車を撮影します。合成時に電車同士が上手く配置されるように完成形をイメージしながら撮影するのがポイントです。写真が撮れたら合成に移ります。ベースとなる1枚を選び、次に残りの写真を柱などに注意しながら電車だけを切り取ります。最後に同じ位置へ貼り付け、明るさなどを微調整すれば完成です。
――なるほど、全体像を担うベースの写真を決めて、他の写真のパーツを切り貼りしていく、とった感じですね!
KDさん:今回使用した写真は全部で6枚、ベースの写真には左から2本目の車両が映っているものを選びました。
KDさんは「初めはレイヤーの概念など、理解するのに時間を要しますが、仕組みがわかると思ったより簡単に出来ちゃいます」とも。とはいえ、簡単なテクニックや専門のソフトがあっても、それらを使いこなして素晴らしい作品が作れるというのは、やはり“写真に精通している方”だからこそではないでしょうか。
ちなみに、合成写真が大きな話題となったKDさんですが、他にもさまざまな場所での夜景や雪景色、ストリートスナップなど、さまざまな写真を撮影・公開されています。
――ご自身の撮られた写真の中でも、特に評判の良かったものは?
KDさん:2021年9月2日に投稿した「上野の朝日」の写真は代表作の1つです。
――撮影時にこだわっているポイントなどはありますか?
KDさん:「常にその瞬間の最高の一枚を目指すこと」「その瞬間に出会う人やモノ、環境を大切にすること」「自分が楽しいこと」なんてところでしょうか。
――やはり“想い”が良い作品づくりには必要なのですね!では、今後撮ってみたい場所やジャンルの写真、目標などあれば教えてください!
KDさん:普段はストリートスナップや、アーキテクチャー、パフォーマーなどを撮影していますが、今年は普段あまり撮らないようなポートレート(人物写真) を、本格的なセットを組んで撮りたいですね。また、雪降るニューヨークや雨のロンドン、祭り時期の中国なども狙っていけたらと思っております。
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