「栓抜きどこだっけ?ってなったけど、石川県があって助かったわ」。そんな投稿がTwitterで話題です。麦茶(@darkmatter159)さんが3Dプリンターでかたどった石川県を栓抜き代わりに使ってみたところ、すぽんと瓶の栓が抜けたではありませんか。なぜ石川県を栓抜き代わりに?TwitterやYouTubeで3Dプリンターによる創作活動を発表している麦茶さんに聞きました。
バカリズムさんの都道府県ネタ思い出し
ーー石川県が栓抜きに、というアイデアはいつ浮かんだのでしょう?
「YouTubeの企画の1つとして、ある程度継続して作れるものは何か?と考えた時に、昔見たバカリズムさんの都道府県ネタを思い出しました。3Dプリンターと都道府県を合われせば、最低47個動画を作れるのと、自分の思考を柔軟にするトレーニングとして始めました」
ーー石川県で栓抜きができるよう、サイズには気を遣ったんでしょうか?
「3DCADで瓶の画像を参考にしながら設計しました。
1回失敗したので、動画やツイートで使用したモデルは2代目になります」
素材は炭素繊維で強化したプラスチック
ーー栓抜きとして使ってみた印象はいかがだったでしょうか。
「意外と使える印象です。何回も使えるとは言えませんが、ジョークグッズとしては優秀な気がしますね」
ーー3Dプリンターで作ったものが、ガラス瓶や金属のふたに引っ掛けても、変形しないとは驚きの強度です。
「PETG-CFという素材を使用しています。PETGはペットボトルの様なプラスチックで、それが炭素繊維で強化されています」
千葉県で斧、青森県でパンの袋留めも
ーーほかの都道府県はどのような機能がありますか?
「今のところ千葉県の斧、青森県のバッグクロージャー(パンの袋留め具)、石川県の栓抜きを作りました。時間はかかりますが、頑張って47都道府県制覇する予定です」
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Twitter上では「なにこれ欲しい」「愛知でもできるかな」「埼玉県は使い道がない模様」とそれぞれの出身地の使い勝手が話題になっていました。麦茶さんの今後の投稿が楽しみです。
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