長さ約30センチのオーバル型のプレートの上は、まるで花びらのようないちごスライスがぎっしり。その上には、特製のミルフィーユパフェと看板メニューの176(イナロク)プリンが並び、まさに写真映えするスイーツです。
「いちごの絨毯」「インスタで見つけてすぐに予約した」「普段食べないからイチゴ何年分!?」と食べた人からは絶賛の声が続々とあがり、話題になっています。
こちらを作っているのは、大阪府豊中の176号線沿いにあるレストランも併設したパティスリー&ベーカリー「LOAF Bakery(ローフベーカリー)」。スイーツ担当のパティシエ寺下拓郎シェフにお話を伺いました。
ーーこちらの「苺プレート」を考案したきっかけは?
うちのショーケースも毎年春になると、いちごのケーキが充実で、お客様にもご好評をいただいています。そこで、生ケーキだけでなく、デザートプレートして何かできないかなと2017年のオープン以来ずっと考えていまして、今年からようやく始めることができました。
ーーどんなスイーツを目指しましたか?
フードジャーナリストの方とのご縁があり、一緒に考えて「今」らしく、写真に残したくなるように「映え」を意識した「苺プレート」が完成しました。
ーーお皿が見えないくらいのいちごですね!
「いちごは何粒使ってますか?」とよく聞かれるのですが、実は、数えたことがなくて…(笑)。とにかく、最長30センチのオーバルサイズのお皿にいっぱいに敷き詰まるまでスライスしてます!なので、いつも「かなり使ってます!」とお答えしています(苦笑)。
ーーよく見ると、いちごスライスの一つひとつがハートになってますね!?
はい。実は、このカットにこだわっています。ハートがかわいいでしょ♡ お客様にも好評いただいてます。このプレートは予約制なのですが、お客様が到着してテーブルにつかれ、落ち着いたタイミングで作りたてを味わっていただけるよう、時間を逆算して、いちごのスライスを始めます。いちごのみずみずしさや香りを存分に味わってほしいです。
ーーいちごの品種などのこだわりはありますか?
うちの系列のレストランが淡路島の農家さんからトマトなどの野菜を届けてもらっているのですが、同じ農家さんから摘みたてを直送していただく完熟いちごも使用します。鮮度はピカイチですよ!
今日は紅ほっぺという品種、昨日はあまおうでした。1皿に1品種と決めているのですが、2人以上でオーダーされる場合は、それぞれのプレートに違う品種を使用するようにしているので、食べ比べていただくのも楽しいかもしれません。
ーーお皿の上の2つのスイーツもおいしそうですね。
こちらは、看板商品の一つでありほどよい弾力が特徴の「176(イナロク)プリン」と、今回のために作ったミルフィーユパフェです。パフェは、イチゴシロップを使用したゼリーのトゥルンとした食感や酸味の下のいちごソースも一緒に召し上がってください。
トッピングしたパイ生地のサクサク感と広がるバターの風味は、アクセントになっていると思います。私自身が、フランス菓子の経験も長いので、お皿の上にはフランス菓子の要素も入れたいと思い、採用しました。
ーー全部がそろうと本当に豪華ですね!
ボリュームありますね。もちろんお1人で召し上がっていただいてもいいのですが、家族や友達とシェアしていただいてもOKです。このプリンとミルフィーユの基本プレート(1980円)のほか、ケーキ2種がのっているケーキプレートもあります。ケーキは、いちごのショートケーキ、苺のタルト、いちごとマスカルポーネ、ピスタチオのシブーストの4種から選んでいただけます(2600円)。
こちらのスイーツは連日予約完売状態なので、早めの予約がおすすめ。2日前までに電話、もしくは店頭にて。期間は2月末まで。思う存分に旬のいちごを味わってください。
「LOAF Bakery」
住所:大阪府豊中市清風荘2-4-23
営業時間:9:00~19:00(*土日祝モーニングあり9:00~11:00) 無休
電話番号:06-6842-2218
Instagram https://www.instagram.com/loaf.bakery/