お子さんが餌やりをする微笑ましい後ろ姿…でも、目の前の柵から「ニュン」と顔を出す細長い動物の正体は!? このツイッターの写真には、5万以上のいいねがつき、動物の正体に驚く声が寄せられました。撮影状況などについて、投稿主さんと施設の担当者さんに聞きました。
こちらは、子育てエピソードをつぶやいている、いえもり&4歳と2歳さん(@iewori)が、茨城県常総市の農業体験・アウトドア施設「水海道あすなろの里」を訪れた時に撮影した1枚です。4歳のお子さんが差し出した餌を、必至に食べるのはアルパカの赤ちゃん!
リプ欄には「トルコアイス?」「ゾウさんの鼻かと思っちゃいました」「このにゅるんとした生き物はなんだろう地球外生命体??と思ってしまいました(汗)」「シロクマ?!と思ったけそんなわけないよなあ」「私もアルパカだとは信じられなかった」など、いろいろと想像をふくらませる人が続出しました。
動物園の担当者さんにアルパカの赤ちゃんについて話を聞きました
――こちらに写っているアルパカは?
昨年10月14日に生まれた赤ちゃんです。こちらの赤ちゃん1頭を含めると当施設では計4頭を飼育しています。
――このアルパカの赤ちゃんの性格は?
当初はお母さんについて歩く様子が多かったのですが、現在はお母さん以外のアルパカにもついていってみたり、一緒に駆け出したりと好奇心は旺盛です。一方、少し照れ屋で人見知りな側面もありますよ。
――柵からにゅっと顔を出す姿に驚きました!
ユニークな食べ方ですよね。大人たちも赤ちゃんも共通のしぐさであり、柵下から顔を出して食べる姿が独特なため、それを好み、餌をあげている利用者さんもいらっしゃいます。
――他にも、アルパカの行動や生態でおもしろい点はありますか?
見ていると愛らしく近寄ってきますが、いざ人が近づくと距離をとる。もどかしいけど、ある意味「人間らしい」部分にも見えて、不思議な魅力があります。
――他にも「水海道あすなろの里」のおすすめポイントがありましたら!
フレミッシュジャイアントと呼ばれる園内で人気の大きな身体と耳が特徴的なウサギたちも、赤ちゃんを産みました。園内にはカンムリヅルやインドクジャクもいますから、ぜひご覧いただきたいと思っております。
写真を撮影した投稿者にも、この日のエピソードを聞きました
――この施設を訪れたのは初めてですか?
そうですね。アルパカの餌やりもたぶん初めてです。
――顔出しの「ニュン」という表現もおもしろいです!
子供メインのつもりで撮ってたので、こんなにウケると思っていませんでした。この子は赤ちゃんで、他は大人のアルパカなので、柵の上から食べる方が多かったです。
――お子さんは餌やりを楽しんでいましたか?
大人のアルパカが横から奪い取ろうとするので怖がっていましたね。でも、赤ちゃんで慣れてからは「こっちの子にもあげてみる」と大人の方にもあげてましたよ。
この後の投稿でも、「オチはないです」との施設内の釣り堀でのほのぼのとした親子エピソードも披露。お子さんに釣りをしたいと言われ「魚は全然いなさそうだしポケ森の影響で簡単に釣れそうと思ってそうだしで理由つけて断ろうかと思ったけど、なんとなくここで断ったら『親父はあのとき釣りをさせてくれなかった』と一生根にもたれそうな予感がしたので竿をレンタルしてみた」。
結局釣れなかったものの、「釣りはヒマってわかってよかったな〜」と頭を撫でながら帰ったそうです。そんな思い出に、「良いお父さんだなあ」「私の親もこういう人がよかった…」「なんでも、子供が興味を持ったことをさせてあげるのは大事な事だと思い知らされますね」「子供の「やりたい」「気になる」っていう気持ちを否定しない育てかた素敵です」「やってみて、暇だった、楽しくなかったっていう経験も大事!!」などの声がありました。
――釣りは親子で挑戦?どれぐらいされたのですか?
竿を1つだけ借り、餌つけ係と糸垂らし係に分かれて、交代でやってました。2ヶ所の釣り堀があるので、移動しながら1時間ぐらいやってましたね。
――動物とのふれあいや釣りなど、お子さんのこの日の感想は?
アルパカとかモルモットの話はたくさんしてました。釣りと関係があるかわかりませんがキャンプに行きたいね〜とも言ってましたね。
――こんな子育て&お父さんが理想的などの声が多数寄せられていますが、反響へのご感想は?
毎回こんなことしてるわけじゃないので、そんないい親ではないです…と恐縮してます。寒い日は釣りづらいと聞いたので、暖かくなったらまたチャレンジします!
――子育てでのポリシーは?
ポリシーは…子供との約束は守る…ぐらいですね。
――ちなみに、子供時代にご両親の子育てで印象的なエピソードはありますか?
あんこう鍋であん肝を食べさせてもらえなかったことを、未だに根に持ってます(笑)。
◇ ◇
今後も、いえもりさん親子の思い出作りが楽しみです。そして、このアルパカの赤ちゃんがいる「水海道あすなろの里」は入園無料で、菅生沼や園内の沼に生息する魚やエビなどを展示したミニ水族館や宿泊施設があり、キャンプや農業をテーマにした各種体験も楽しめます。(餌やり100円、釣り堀使用料500円など別途各使用料あり)。コロナ禍のため、開園状況については公式サイトでご確認を。
■いえもり&4歳と2歳さんTwitter https://twitter.com/iewori
■「水海道あすなろの里」公式サイト http://asunaronosato.net/