IT職種の2021年平均年収は438万円 前年比14万円減だけど…「即戦力となる経験者」の年収は増加傾向

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コロナ禍でテレワークが推奨されるご時世になり、自宅からパソコンやネットを介しての仕事が増えた方も多いかと思います。そんな中、IT業界は大忙しの印象がありますが、勤務される方の年収は実際どのくらいなのでしょうか。パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」がこのほど発表した「IT職種の平均年収ランキング2021」によると、2021年のIT職種の平均年収は438万円。2020年から14万円減少していたそうですが「IT/通信」業界に分類される業種でみると30代以降は増加傾向といい、同社は「コロナ禍で多くの企業がデジタルにシフトせざるを得ない状況に直面し、即戦力として活躍できる人材が求められている」ことがうかがえるとしています。

このランキングは、2020年9月~2021年8月の1年間に転職サイト「doda」のエージェントサービスに登録した約45万人のデータから、IT関連業種・IT職種で正社員として働く20歳~65歳までの方をピックアップして平均年収をまとめたものです。IT職種全体をみると、2021年の平均年収は438万円。2019年以降減少傾向にあるといいますが、全職種の平均年収と比較すると、2021年は35万円高くなっていたそうです。

「IT職種別年収ランキング」によると、1位「プロジェクトマネジャー」(671万円)に続いて、2位「プリセールス」(630万円)、3位「ITコンサルタント」(585万円)、4位「IT戦略/システム企画」(576万円)、5位「研究開発」(531万円)という結果に。1位「プロジェクトマネジャー」は2年連続で平均年収が増額となったそうです。

なお、IT関連業種に分類される業界について年収変動をみると、「IT/通信」カテゴリは、平均年収433万円で、昨年から11万円減少しました。しかし、「IT/通信」カテゴリに分類される4業種において年代別でみると、「20代」は3業種で減少した一方で、「30代」「40代」「50代以上」ではほとんどが増加傾向でした。特に「50代以上」の「ハードウェア/ソフトウェア/パッケージベンダ」(813万円)は、57万円増加していたそうです。

 4業種のうち昨年から平均年収が増加したのは「ITコンサルティング」(458万円・昨対比+3万円)、「ハードウェア/ソフトウェア/パッケージ」(451万円・昨対比+2万円)でした。一方で「システムインテグレータ」は452万(昨対比−3万円)、「通信/ISP/データセンター」は398万(昨対比−5万円)という結果に。調査した同社は「DX推進を行う企業が増えたことでニーズが拡大した業種では、即戦力となる経験者を求める企業が多く、年収が増加した一方、『SE』職など未経験の採用を再開させた業種では年収が減少したと考えられます」と述べています。

また、「インターネット/広告/メディア」カテゴリでは、「ゲーム(オンライン/ソーシャル)」が407万円(昨対比+6万円)と好調でした。同社は「巣ごもり需要で業績好調な企業では、給与や賞与に還元されたケースも見受けられ、それらが年収アップの要因の一つになったと考えられます」としています。

2021年の平均年収が2020年より減少した結果について同社は「2021年は年収水準が低めのポテンシャル層や若手層の登録が増加傾向にありました。そういった方の転職希望者の割合が増加したことが平均年収に影響したと考えられます」と分析。その一方で経験者を求める企業が増えており「経験者の中でも『統括』『進行管理』『課題解決』ができるマネジメント人材のニーズはこの1年で高まり続けており、今後も企業が提示する年収は増加すると考えられます。同様の理由により、開発プロジェクト全体の責任者となる『プロジェクトマネジャー』の需要は、今後も高まるでしょう」と述べています。

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