寒くなり、感染症が流行る季節となりました。新型コロナウイルスの影響もあって感染対策が例年よりも手厚いとはいえ、やはり子どもは感染症をもらってきます。双子の片割れが感染症になったという時、もう1人の感染対策について悩むかもしれません。双子の感染症対策について先輩保護者たちの対応策をご紹介します。
集団生活をしていると感染症をもらいやすい
自宅保育をしている子よりも、幼稚園や保育園に行っていると感染症をもらいやすいです。
また、自宅保育をしている子でも近年ではコロナも少し落ち着いてきたことにより支援センターが解放されたり、マンションなどのキッズルームが解放されたりして多くの子どもと関わる機会が増えて、感染する可能性も増えている傾向にあります。
我が家の双子も、新型コロナウイルス感染症が落ち着き、解放された支援センターに行き初めてすぐ双子姉が2回目の突発性発疹となりました。その後双子妹にも感染し、ようやく落ち着いて、また支援センターに活き始めた頃に双子姉が感染性の結膜炎に。1カ月で2種類の感染症になったことで、子どもの集団生活での感染症の力を痛感しました。
まだ2種類目は双子の妹にはうつっていませんが、個人的には時間の問題かなと思っています。ここからは、双子ママ流の感染症対策についてご紹介します。兄弟がいる家庭にも参考になるのではないでしょうか。
【双子の感染対策その1】双子を別々にする!
最も効果的な方法が双子を別々にすること。どのようにして双子を別々にしているのでしょうか。
▽確実に別々にできるのは乳児期のみ
確実に双子を別々にできるのは乳児期のみというママが多いです。特にまだ自分で動けない時にはベビーベッドを離したり、ベッドと布団をべつべつにねかせることで対策できます。ただ、確実に感染対策できるものの、親は別々に対応しなければならず大変というデメリットはあります。
▽幼児期は引き離しても勝手にくっついている
幼児になると引き離されていることの理解ができない場合が多いです。そのため、引き離したとしても勝手にくっついていることも。
双子ママによっては同じ空間ではなく別の空間で過ごさせるようにしたり、祖父母の家に元気のある方を預けたり、パパに休みを取ってもらってお出かけをしてもらったりして対策をしています。
【双子の感染対策その2】マスクをつけた状態で短時間のみの接触をさせる
基本的には接触を避けさせたいというのがママの本音。とはいえ、長い間接触を避けることは難しいもの。特に双子同士がずっと離れていることはお互いのストレスになるよう。なので、お互いがマスクをつけて短時間のみ関わる環境を作り適宜ストレス解消を図るというママの声も聴かれました。
とはいえ、乳児や1歳の子どもはマスクをつけられないこと、おもちゃを口に入れるなどして飛沫感染の可能性があるのでこの方法を行うことは難しいです。マスクがつけられて、おもちゃを口に入れることが減りある程度ママの言っていることが理解できる年齢になってからマスクをつけた接触ははじめてみると良さそうです。
【双子の感染対策その3】諦める
何を言っても結局は双子同士でくっついてしまうので、あきらめたという意見も聞かれました。仮に離して生活していても、同じ空間にいた以上感染するリスクはある!と諦めるママも多数。「双子ママの感染対策諦めあるある」として、下記のような意見も寄せられました。
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▽2人目の方が重症化する
我が家の双子は絶対に2人目の方が重症化します。過去には1人目は軽い風邪と軽い咳込だったのに2人目は肺炎になりかけたことも。まだ、1人目は風邪も治り途中だし、2人目は重症化しているし、2人のケアでママの疲労はピークになりました。(Hさん、3歳男の子双子)
▽うつしあいが長期間続いて3カ月幼稚園に行けなかった
双子が幼稚園の年少の頃の話です。最初は長男が幼稚園から風邪を持って帰ってきたことがきっかけ。1週間くらいで治ると思ったら次は次男が風邪になり、次男が治ったら次は長男がまたうつる……と繰り返した結果、なんと3か月間も幼稚園に行けなかったということがありました。(Tさん、6歳男の子ママ)
▽1人目である程度の経過を見たから対応に余裕が出る
1人目である程度の経過を見ているので2人目は余裕で対応できました。特に、1人目が感染したときに病院で先に2人目が感染した場合の対応を確認しておくと、どのタイミングで病院に行くべきか、どの症状が出たらどうケアするかが分かるので、双子で良かったーと思いましたね。(Tさん、4歳女の子ママ)
双子が感染すると1番大変なのはママ!ママの体調も気遣って!
双子が感染症になると1番大変なのはママ。具合が悪い方もママに甘えたいですし元気な方も、ママと遊びたい。さらに家事もありママの疲労もピークに。そして、みんなが完治したころにママが感染するということもあります。ママも体調を気遣い、家族で協力しながら乗り越えていきましょう。