採用面接の最後にはたいてい「何か質問はありますか?」と聞かれます。そのときの「逆質問」の内容次第では、面接官に「積極的だな」といったよい印象を残せるかもしれません。でも、何を聞けばいいのか、悩んでしまう人も多いですよね。就職・転職時に面接を受けたことがある500人を対象に調べたところ、「面接で逆質問をしたことがある」人は73.6%にのぼることが分かりました。具体的に聞いた内容は「入社までに準備すべきこと」が第1位だったそうです。
株式会社ビズヒッツが女性325人、男性175人を対象に、2021年10月に聞いた調査です。面接で逆質問をしたことがあるか聞いたところ、「ある」と答えた人が73.6%で多数に。また、どのような逆質問をしたかについては、1位の「入社までに準備すべきこと」に続いて、「仕事内容の詳細」「社内の人間関係・雰囲気」といった内容が多数に上りました。同社によると「募集要項・求人票などでは確認できない項目について質問した人が多くなりました」とのこと。上位の結果と具体的な回答は以下の通りです。
【1位 入社までに準備すべきこと】
・即戦力になるためにはどのような経験や勉強を行えばいいか(男性、面接時25歳)
・「採用していただけたとしたら、事前に勉強しておくことや準備しておいた方がいいことがあれば教えてください」と聞きました(女性、面接時32歳)
・入社が決まったとしたら、何をしておいた方がいいのか(女性、面接時40歳)
【2位 仕事内容の詳細】
・「採用された場合、1日の業務の流れを教えてください」と質問(女性、面接時25歳)
・「入社後の業務について、よければ少し詳しく教えて貰えますか?」と聞きました(男性、面接時30歳)
・入社した場合に自分に任されるプロジェクトの概要・役割・仕事内容について質問します(男性、面接時40歳)
【3位 社内の人間関係・雰囲気】
・風通しのよい会社と評判だったので、社風について質問。とくに上司と部下の関係性や、社員同士のコミュニケーションについて聞きました(男性、面接時26歳)
・配属先の雰囲気について(女性、面接時32歳)
・職場の人間関係はどうか(男性、面接時48歳)
【4位 面接担当者のエピソード】
・「お客様に言われて一番嬉しかった言葉やできごとを教えてください」と質問(女性、面接時21歳)
・面接官の方に「なぜこの会社に入ろうと思ったのか」を質問しました(女性、面接時29歳)
・面接官の入社動機や現在の仕事のやりがいを質問しました(男性、面接時33歳)
【5位 休日・休暇について】
・有給休暇取得率について(女性、面接時23歳)
・「子どもがいるので急なお休みを頂くこともあると思うのですが、業務に支障はあるでしょうか」と質問(女性、面接時34歳)
・「完全週休2日となっていますが、繁忙期など例外はあるのでしょうか?」と質問しました(男性、35歳)