面接で「聞きたいけれど聞けない質問」 1位は「給与・退職金について」…「印象が悪くなる」「聞いたら落とされた」

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

就職活動・転職活動の面接で「本当は聞きたいけれど聞けない質問」がある人も多いのではないでしょうか。そこで、就職活動・転職活動をしたことがある全国の10~50代以上の男女449人(女性253人・男性196人)に調査をしたところ、「給与・退職金について」が最多となりました。また、聞きたい質問を聞けなかった理由については、「イメージが悪くなる」が最も多かったそうです。

株式会社AlbaLink(東京都江東区)が運営する『訳あり物件買取プロ』が、「就職・転職活動中に本当は聞きたいけど聞けない質問に関する意識調査」と題して2023年3月にインターネットで実施した調査です。

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はじめに、「就職・転職活動中に本当は聞きたいけど聞けない質問」を複数回答可で教えてもらったところ、1位は「給与・退職金について」(133人)でした。次いで、2位「休暇・休日について」(108人)、3位「休日出勤・残業の頻度」(58人)と続きました。そのほかの結果と回答者からのコメントは以下の通りです。

【1位:給与・退職金について】
▽定年まで働いたらどれくらい退職金をもらえるのか知りたかった(45歳男性)
▽スタートの給料が低いので上がるのか気になり、昇給について質問したかった(22歳女性)
▽募集欄には「年収△万円以上」と書かれていたものの、具体的な金額の提示はなかったため(34歳男性)

【2位:休暇・休日について】
▽しっかりと休暇を取れる職場で働きたかったからです(44歳男性)
▽長く働くにあたり、「プライベートの時間を確保できるか」はとても重要だからです(23歳女性)
▽子どもが3人おり、急な休みが避けられない。前職では部署により対応や反応が異なり、働きやすさに差が大きかったため(30歳女性)

【3位:休日出勤・残業の頻度】
▽前職がほぼ毎日残業だったため(49歳男性)
▽年間平均の残業は少なくても、繁忙期に極端に残業が増える職場は避けたかったため(36歳女性)
▽だいたいの時間や「見込み残業代」などで伝えられることが多く、本当はどうなのかが気になっていました。残業は基本したくないので(20歳女性)

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また、「聞きたい質問を聞けなかった理由」については、1位「イメージが悪くなる」(217人)、2位「不採用になりそう」(83人)、3位「求めている返答がなさそう」(34人)、4位「失礼な質問だと思った」(17人)となどが上位に挙げられました。そのほかの結果と回答者からのコメントは以下の通りです。

【1位:イメージが悪くなる】
▽働く前から残業のことを気にするのは印象が良くないと思ったため(49歳男性)
▽お金の話は仕事内容とは直接関係ないので、印象が悪くなると考えたから(24歳男性)
▽朝礼の有無を聞きたかったが、協調性がないと判断されそうだったから質問できなかった(30歳女性)

【2位:不採用になりそう】
▽他の会社で残業時間について聞いたら落とされたから(20歳女性)
▽連続休暇の取りやすさを聞きたかったが、質問したら採用されないかもと思ったため(30歳女性)
▽遠方への転勤や出向を断れるか聞けませんでした。もし拒否したら落選しそうだったからです(45歳男性)

【3位:求めている返答がなさそう】
▽実態がどうであれ、教科書的な回答しか返ってこないと思ったため(26歳女性)
▽否定的な回答しか返ってこないと予測したからです(30歳男性)
▽聞いても本当の離職率を教えてもらえるとは思わなかった(42歳女性)

【4位:失礼な質問だと思った】
▽いきなり仕事内容以外の質問をするのが失礼だと感じたため。ただ今思えば聞いておくべきだった(21歳女性)
▽社内の雰囲気と風通しのよさについて聞きたかったが、受かってもないのに上から目線で失礼かと思った(36歳男性)

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【出典】
▽訳あり物件買取プロ/【就職・転職活動中に本当は聞きたいけど聞けない質問ランキング】男女449人アンケート調査
https://wakearipro.com/job-interview-question/
▽株式会社AlbaLink
https://albalink.co.jp/

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