「醤油ネイル!!!魚の中の醤油は動きます!」とTwitterに投稿したのは、出張ネイリストの PONO火山(@joyeux_ponopono)さん。そこには魚の形をした醤油さしや寿司が乗っかったネイルが写っていました。あまりにも斬新でリアルなネイルに「えー!すごい!!一緒にお寿司食べに行って醤油もらいたい」、「私メンズですがこのネイルやってみたくなりますね」など、リプが殺到、大賑わいになりました。
「これはw寿司屋へGO!!大将も笑ってくれそう」
「これはセンスの塊だわ。本当すごい!」
「塩っ気が欲しい時に思わずなめてしまいそう」
「か、かわいいー!欲しいですー!」
「たれてる醤油からは味がします!!」
「これぞ日本の職人技!!」
なぜこんなネイルを作ったのか、また工夫した点など、 PONO火山(@joyeux_ponopono)さんに聞いてみました。
--こちらのネイルはちんすこう将軍さん(お客様)の寿司ネイルにしてほしいというオーターがあって作られたのでしょうか。
「こちらのネイルは、ちんすこう将軍さんから魚の醤油さしの画像と皿に注がれた醤油の画像が送られてきて、『醤油メインでできますか?』というオーダーが来たので、せっかくなら中の醤油は本物を入れてアクアリウムネイルにしました。たらした醤油はちんすこう将軍さんのオーダーで、刺身と寿司は私が勝手に作りました。ちんすこう将軍さん的にはしょうゆの透け感が重要だそうです!」
--醤油さしには実際に醤油が入っているのでしょうか。
「入っています!でもうちにあったのが濃口醤油だったんですよね、色が濃すぎたので水を足しました」
--醤油さしは市販のものではなくオリジナルなのでしょうか。どうやって作られたのでしょうか。
「醤油さしやお寿司のパーツはアクリルネイルを使って形を形成して、カラーとコーティングはジェルネイル で施しています。筆にアクリルリキッドを含ませてアクリルパウダーをとって化学反応で硬化していくのですが、その過程で形を作る技法です。3Dネイルはネイリスト検定一級の試験内容にも組み込まれてる技法なんです」
--このネイルでどんなところにお出かけしてほしいですか?やはり寿司屋さん(笑)
「寿司屋さんはなじみそうですね。寿司屋さんは問題なさそうですよね。。。でも、実はこのネイルでちんすこう将軍さんは寿司屋ではなく会社に行ったんです。案の定上司に怒られて醤油ネイルはたったの5日間で終わりました。ただ、ダメだったのは醤油ではなくて、『和柄は良いけど青はダメ!!!』って言われたそうです!」
--今後、どんなネイルに取り組んでみたいですか?いい意味で変態的ですよね(笑)
「お客様からの摩訶不思議なテーマのご注文って、こちらもニヤニヤしながら作るのです。でも、ネイルってだいたい4週間後にオフするので、無くなっちゃうんですよ。物質的には無くなっても、楽しい記憶が残る様なネイルを作っていけると嬉しいです」
醤油さしまで自分で作ったという寿司ネイル。さまざまな技術が駆使されているのですね。これからも超変態的(?)な、ずっと思い出に残るようなネイルを作ってもらいたいですね!