【ミッション】予算100万円で東京23区の全マンホール写真を確保せよ あっと驚く市民参加型ゲーム企画が話題

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「やばい。このアイデア凄い。『予算100万円で都内のマンホールの写真を撮らないといけない』という課題を解決する孔明の策。」

道路や水道管など、私たちの社会生活を支えるインフラの老朽化が喫緊の課題になっています。マンホールもそのひとつ。一説には、全国に1400万個以上あるマンホールの中で、実に300万個以上が老朽化しているとも…。しかしあまりにも数が多すぎて、管理が行き届いていないのが現状です。そんな中、東京23区内のマンホールの蓋を片っ端から撮影・投稿することで状態を把握しようという市民参加型のゲームイベント「#マンホール聖戦〜東京23区コンプ祭り」のアイデアが注目されています。一体どういう取り組みなのでしょうか。

ゲーム「鉄とコンクリートの守り人」の公式LINEに登録して、街にあるマンホールの蓋を片っ端からスマホで撮影・投稿していくだけで、誰でも参加できます。位置登録や写真レビューなどで23区外から参加することも可能。各プレイヤーがコンプリートを目指すことにより、23区内のマンホールの状態が反映された地図が完成するという、いわば“社会貢献型の位置情報ゲーム”になっています。

「鉄とコンクリートの守り人」は市民参加型インフラ情報プラットフォームの構築・提供・運営を行う「Whole Earth Foundation(WEF)」社が、マンホールの蓋などを製造する日本鋳鉄管社と共同で開発したゲーム。2021年8月には「マンホール聖戦in渋谷」を開催し、参加した約700人が渋谷区内にある1万個のマンホールを3日間でコンプリートした実績があります。

関係者によると、今回の対象地域である23区内にはマンホールが全部で約41万個あるそう。「23区全体で最も多くのマンホール写真を投稿した人/チーム」「各区で最も多くのマンホール写真を投稿した人/チーム」「1日で最も多くのマンホール写真を投稿した人」など、様々な条件を達成するともらえる賞金(金券)が用意されており、その総額は100万円以上になります。

主催者であるWEF社のCEO森山大器さんは「ゲームによってマンホールの異常を事前に察知できれば、更新する優先順位がわかり、重大事故を防ぐことができます。市民の皆さんが楽しみながら立ち上がってくださることを期待します」とコメントしています。

(※記事中のマンホールの数はいずれも推計値)

期間は10月31日まで。詳しくは公式サイトなどを参照。

【公式サイト】https://www.guardians.city/

【Twitterアカウント】鉄とコンクリートの守り人(@Guardians__City)

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