んだす、んだべ、んだでば、んだなや、んだすぺ…「んだ」活用ワールドが底知れなさすぎる

竹内 章 竹内 章

「知らん」の関西弁での活用と意味がSNSで話題になりましたが、それにインスパイアされて、東北地方で使われる「んだ」の活用と意味がこのほど発表されました。んだ(そう)、んだす(そうだよ)、んだべ(そうでしょう)、んだでば(そうだってば)…。難しくも奥深い日本語、面白いなあ。 

仙台の情報発信サイト「仙台つーしん」のライターをしている、ずんだ@仙台つーしん(@sentu_zunda)さんが「東北の言葉「んだ」。奥が深すぎる。」のツイートとともに投稿した「んだ」表が話題に。「んだ」をベースに、15の活用例と意味を並べた表が拡散中です。 

東北地方にお住まいや縁があるユーザーでしょうか、「昔、母や伯母達が集まると、こんな言葉が飛び交ってたなと懐かしく、そして笑わせてもらいました。そして全部わかる自分にびっくり」「「んだが」ちょっとめんどくさくなった時に適当に答える感じで使います」「一覧で見るとすごい!何気に使い分けてたのね。」「茨城の方も「ん」から始まる言葉がそれなりにあるんですよね…何かシンパシーを感じます!」と共感の声が上がっています。

ずんだ@仙台つーしんさんによると、きっかけはSNSで話題になった、日経の記事中にある「知らん」の関西弁での活用と意味の表。「知らん」「知らんわ」「知らんし」「知らんねん」「知らんがな」「知らんけど」のそれぞれの意味の一覧表にしたもので、これにSNSユーザーが激しく反応。「『知らんで』『知らんて』『知らんかってん』もある」「知らんっちゅうねん(怒りや呆れも含む知らない)」「『知らんのかーい』までがテンプレ」などのコメントからは、底知れない「知らんワールド」を感じさせます。

「自分の使い方をもとに、Twitterでいただいたコメントを踏まえてつくりました」と話すずんだ@仙台つーしんさん聞きましたに。

 ―「んだ」ワールドも圧巻です

「まとめた内容は主に宮城県での使われ方です。東北でも他の県だと多少使い方が異なると思います」

―日常会話で「んだ」は

「普段の会話で使うことはほとんどありませんが、祖父母と話すときなどに使います。これも地域によって異なるとは思いますが、親しい間柄での世間話に使うことが多いと思います」

―仙台弁の一例を

「このずんだんめっちゃ〜(このずんだ美味しいなあ)」「んだ!(そう!)」

「今年も暑いっちゃね〜(今年も暑いね)」「んだから(そうだよね)」

―SNS上で「んだ」が注目されました

「自分の使い方をもとにつくった表が多くの方に共感してもらえてうれしいです。一方で、県によってはもっと他に違う使い方があるというコメントも多く、「んだ」という言葉の奥深さをより知ることができました」

▽仙台つーしんのサイトはこちら
https://sendai-tushin.jp

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