タトゥーと社会の関わりについての話題がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのは「入社研修で『タトゥー入ってる人はいますか?』って聞かれて、舐められたくないなと思い、全く入ってないけど手上げました」というさいのうたんさん(@sainou_and)の投稿。
業務に関係ないであろうタトゥーの有無を勤め先の入社研修で訊ねられたさいのうたんさん。「舐められたくない」というのが独特の感性でユニークさを感じるが、これを見たSNSユーザー達からは
「イキり方が斬新でカッコイイです」
とさいのうたんさんの心意気を称賛する声に加え
「見えないところに入れてますが、私は『タトゥー入っている』という理由で採用断られた事があります。」
「会社の方針と規程によります。常駐先で更衣室を使用する可能性のある企業は服装規定を設けて禁止している場合があります。見えないところだからと申告していない場合に、バレた時の会社の対応は、社労士曰く割とシビアな企業が多いそうです。」
など真剣にタトゥーと社会との関わりについて言及する声があがった。
さいのうたんさんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):質問があった時はどう思われましたか?追加質問などなかったのでしょうか?
さいのうたん:僕の勤務先はコールセンターですが、タトゥーについては以前のコールセンターでも聞かれたのでそんなに驚かなかったです。その後も追加の質問や確認はありませんでした。
中将:未だにタトゥーに対する偏見や社会的な制約は大きいようですが、さいのうたん様としてはこのような現状についてどう思われますか?
さいのうたん:タトゥーは入れたいと思ってますが、サウナが好きなので入れたくないです。社会的に冷たく見られることに関しては個人的には全然大丈夫です。
◇ ◇
「多様性と調和」をテーマに掲げた東京オリンピックを経てもなんら変わらぬ日本人の意識。いつになればこの社会に真の自由と平等は訪れるのだろうか。なお今回の話題を提供したさいのうたんさんは普段、ボーカロイドのアーティストとしても活動している。味わい深いテーマの楽曲が多いので、ご興味ある方はぜひご一聴いただきたい。
さいのうたんさん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/sainou_and