野菜の自販機、住宅街に登場 「小さな八百屋、24時間営業中」町内の畑から直送

京都新聞社 京都新聞社

  京都府大山崎町円明寺の住宅街の一角でひっそりたたずむ自販機が話題を呼んでいる。中にはみずみずしく新鮮な採れたて野菜が並ぶ。夕方に品物を入れると、すぐに空になるほどの人気ぶりだ。

 「小さな八百屋、24時間営業中」をキャッチコピーに自販機の「店長」で農家の小泉伸吾さん(51)=同町円明寺=は、町内5カ所にある畑でその日採れた野菜や手作りおかきなどを販売している。新型コロナウイルス感染拡大の影響で朝市などの中止が続く中、「いつでも、町の人に新鮮野菜を楽しんでほしい」と1月に設置した。

 自販機は家庭用の冷蔵庫の野菜室と同じくらいの室温に保たれ、150~400円でトマトやナス、オクラなど最大75品が並ぶ。店主おすすめの調理法や、野菜の特徴を書いたポップが貼られている。その日の品ぞろえは小泉さんのインスタグラムで随時配信している。

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