人気のジブリアニメ『もののけ姫』。その中のセリフを思わせる「あいつ、食べていい?」というつぶやきと共にツイッターに1枚の写真を投稿した、みやま餃子さん (@38_magi) 。
そこに写っていたのは、『もののけ姫』に登場する白い山犬、モロの息子たちによく似た、2匹の白い犬の姿!
山犬の子供たちと同様に、同じ何かを見つめる2匹に、『もののけ姫』に例えた大喜利みたいなコメントがリプ欄を賑わせました。
「食べちゃダメ」
「や、山犬?」
「モロ一族」
「サンがいない⁈」
「逃げてぇー!ヤックル逃げてぇ!!」
「ダメだ!私の獲物だ!!」
『もののけ姫』に登場する白い山犬の兄弟たちは、カモシカのような動物、ヤックルを見て、「あいつは?食べてイイ?」と物語のヒロイン、サンに聞きます。サンの答えは「食べちゃダメ」。
そんな『もののけ姫』の白い山犬の兄弟っぽいけど笑顔が可愛い、2匹の視線の先に何があったのか? みやま餃子さんにお話を伺いました。
ーーまさに『もののけ姫』の山犬兄弟みたいですね。この時2匹は笑顔で何を見ていたのですか?
「実は何を見ていたかはわからないのですが、でもキラキラの笑顔なので、恐らく大好きな家族の誰かを見ていたんだと思います(笑)」
ーー2匹は兄弟?
「血の繋がりはありませんが、どちらも日本スピッツで、兄弟として育てています。奥が9歳になる小太郎、手前が2歳の小鉄です。家族も小太郎のことを”お兄ちゃん”と呼ぶこともあります。もともと私がジブリを好きで、真っ白な犬種なので、小太郎を飼い始めた時から、”モロ一族の末裔だね”と言い聞かせていました」
ーー普段の2匹はどんなわんちゃんですか?
「小太郎は甘えんぼのおっとりさんで、小鉄はやんちゃ坊主でいたずらっこの暴れん坊です。性格は正反対ですね。小太郎は甘えんぼなので、家族が小鉄をなでたり構ったりしていると、吠えてアピールしてきます。小鉄がイタズラをすると、吠えて教えてくれたりもします。いつも絡んでくる小鉄を鬱陶しがるわりに、小鉄が居ないと心配そうにウロウロしています。小鉄は、小太郎が病院などで姿が見えないと、全く元気がなくなります。喧嘩というか、よく2匹で犬同士のじゃれあいをしているところが可愛いです」
ーー本当に兄弟みたいですね。2匹の好物は? ヤックルじゃないといいのですが(笑)。
「2匹とも犬用のケーキやミルク、乳製品が大好きです。それと、果物も大好きで、2匹とも桃を喜んで食べます。小太郎はお魚も好きですね」
ーー「あいつ、食べていい?」の笑顔からも、2匹がご家族に愛されているのが伝わってきます。
「最初に小太郎を迎えた日から、”可愛い!”と言わない日がないくらい、とても可愛いく思っています。小太郎も小鉄も我が家の宝物。何より大事にしています。両親は、私たち娘よりも可愛いと言っています」
ーーなんと(笑)。ちなみに、みやま餃子さんのお好きなジブリ作品は?
「『崖の上のポニョ』と『もののけ姫』が好きです。ジブリ作品はメッセージ性があったり、謎が残ってたりするところが好きですね。それから、音楽が壮大なところが好きです」
◇ ◇
仲良く一点を見つめる姿が、ヤックルを食べたがる『もののけ姫』の白い山犬兄弟のように見えた、スピッツの小太郎くんと、小鉄くん。ご家族に大事にされている2匹の姿を見ていると、「モロ一族の末裔は人間に愛されるうち、いつしかこんなに可愛い笑顔の兄弟になったのであった……」という別の物語が始まりそうですね。