娘が話し始めた創作昔話の斬新な導入に「ふおおおお楽しみぃいいい」→衝撃の結末!?

鶴野 浩己 鶴野 浩己

小学生の娘さんによる創作昔話が、「才能しか感じない」と14万件の「いいね」を集め話題です。

寝る前に「お話ししてあげる」とお母さんに話し始めた物語は「昔々あるところに、おじいさんとおじいさんが住んでいました」という斬新な設定からスタート。そこから「実は2人のおじいさんは、桃太郎と鬼ヶ島の鬼でした。2人は若い頃に何もかもが嫌になって逃げてきたのです」と続きます。

これにはお母さんも「ふおおおおおおお楽しみぃいいい」と反応。

 

そこから物語は急展開を迎えます。

「ある日、おじいさんとおじいさんの住む家に、一人の女の子がやってきました」

「女の子は鬼ヶ島から来た鬼のお姫様でした」

「女の子は言いました。おじいさんとおじいさん、私の暮らす鬼ヶ島を助けてください」

 

布団の中で、「楽しみぃいぃいいいいい!」とますます前のめりになるお母さん。ところが、どうやらウトウトしてきた娘さんは「眠くなったから寝る」と、突然物語に幕を引こうとしてしまいます。

まさにこれから、という展開の中での突然の宣告。たまらず「どうなるの結末はどうなるの!!」と、お母さんは娘さんに尋ねます。すると……、

「…みんなほろびる。おやすみ」

睡魔に勝てなくなった娘さんは物語を強制終了。スヤスヤと眠ってしまいました…。

 

このまさかの展開に、リプ欄は、

「続きが読みたい!」

「気になるぅぅぅ!!!」

「才能しか感じない」

「英才教育されてます?」

と、娘さんの発想力を絶賛する声が多数寄せられました。

実はまだ小学校低学年だという娘さん。大人をも魅了するこの着眼点や構想力はいったいどこから湧き上がってくるのでしょうか…!?お母さんで投稿主のswenbay(@michaelsenbay)さんに伺いました。

寝る前は母娘で創作話合戦

――リプライにも、「衝撃の結末に至るまでの物語を知りたい!」という声がたくさん寄せられていました。その後、話してくれたのでしょうか?

寝たら忘れてしまったそうで、聞かせてもらえていません。

――それは残念です…!日頃から、こうした創作昔話をよく話してくれるのでしょうか?

そうですね。3歳過ぎくらいから話し始めました。寝る前に私と2人で、よく創作話合戦をやっています。

――swenbayさんも創作話をされるのですね。

娘の創作話は、もともと私が寝る前に、いろんな話を創作して聞かせていたのが原因だと思います(笑)。

――たとえば、どんなお話ですか?

昔話をベースにしたものなら「ターボ桃太郎」とか、完全オリジナルなら「江戸時代の植木奉行の話」「火付盗賊改方が勢揃いしたスーパー大戦」とか、たくさんあります。

――タイトルだけで気になります…!娘さんの創作話では、どんなお話が好きでしたか?

「はな咲かないじいさん」です。“はなさかじいさん”で犬が殺されるのはかわいそうだからと、ここほれワンワンで掘り当てた金銀財宝をつかって、みんなにカレーライスをごちそうするという話でした。

――なんてやさしいお話でしょう。確かに昔話には残酷なものもありますが、想像力があれば楽しくてあたたかい話に変えられるのですね。

たくさんある娘の創作話の中でも、好きなお話です。これからも想像力を育むために、どんどんいろんな話を考えてもらいたいです。

小説家志望で、さまざまなお話を考えられてきたというswenbayさん。その豊かな発想や想像力は、しっかりと娘さんにも受け継がれているようです。大人さえもワクワクさせてしまう新進気鋭の“超”若手作家から生まれる新作を、これからも期待したいですね! 

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