リアルパンダ銭湯、京都と大阪、名古屋にオープン!? 限定品「パンダ湯タオル」も 

辻 智也 辻 智也

 人気絵本「パンダ銭湯」に登場するパンダのためのお風呂屋さん「パンダ湯」がこの夏、京都と大阪、名古屋の銭湯で再現され、「リアルパンダ銭湯」として人気を集めている。昨年に続く試みで、今回は3銭湯でしか手に入らない限定「パンダタオル」も登場しているという。

 「パンダ銭湯」は、京都を拠点に活動するアートユニット「tupera tupera(ツペラツペラ)」の作品で、2013年の初版以来50万部を売り上げたベストセラー絵本。銭湯でパンダの意外な「秘密」が解き明かされる筋書きが子どもたちの人気を集めている。

 昨年の夏、「パンダ湯」は、むらさき湯(京都市北区)と湯処あべの橋(大阪市阿倍野区)、平田温泉(名古屋市東区)で開かれた。家族連れの人気を集め、コロナ禍で落ち込んでいた客足が「ほぼ2倍(むらさき湯)」になるなど大好評だったため、今夏も3銭湯が出版元「絵本館」と協力して実現した。

 今回、むらさき湯では、玄関に「パンダ湯」ののれんがかかり、パンダ親子のパネルがお出迎え。脱衣所や浴場には、絵本に登場する様々なパンダ湯のデザインがあしらわれており、絵本の世界観を感じられる。

 また、3銭湯とツペラツペラ、絵本館が、オリジナル商品「パンダ湯タオル」(縦88センチ、横34センチ)を作成した。パンダ銭湯のロゴと各銭湯の屋号が入ったデザインで、3銭湯での店頭販売のみ。ネットでは入手できない貴重なグッズだ。

 ちなみに、絵本に登場する商品「竹林牛乳」「笹サイダー」は、いまだその味と見た目を再現できておらず、今後の課題という。

 各地の「パンダ湯」は、むらさき湯が9月上旬まで、湯処あべの橋が9月29日まで、平田温泉が8月30日までとなっている。パンダ湯タオルは1枚500円で販売されている。

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