かき氷を一気に食べると頭がキーンとなる。キャンプで森の木のすき間から光の筋が見えた。期間限定と書いてあるお菓子をつい買っちゃう。見ちゃダメ!と言われると余計に見たくなる。ーーこんな「あるある」には全て名前がありました。
大人でも理由を説明できないような、よくある現象の名前と由来を集めた書籍「大人も知らない? ふしぎ現象事典」が話題です。編集は「ふしぎ現象」研究会。イラストを手がけたのは人気絵本作家でイラストレーターのヨシタケシンスケさんです。
ふしぎ現象64個を収録
例えば、かき氷を一気に食べると頭がキーンとなるのは「アイスクリーム頭痛」。医学書にも掲載されている正式名だそう。他にも天井の木目が人の顔に見える現象や、テストの前の日になると部屋の掃除がしたくなる現象など、全部で56個、クイズコーナーも含めると64個の“ふしぎ”が紹介されます。子ども向けの雑学本ですが、大人でも読み応え十分です。
出版社「注文電話が鳴り止まず」
「ご注文のお電話が鳴り止まない状況にもなりました」
うれしい悲鳴を上げるのは発売元マイクロマガジン社(本社、東京都中央区)の担当者です。
「発売前からヨシタケシンスケ先生のイラストも話題を呼び多数のご予約やお問い合わせをいただいておりました。7月7日の発売後、テレビ番組やラジオなどでもご紹介をいただき、重版も発売後約1週間で決定しました」(同社担当者)
ちょうど夏休みシーズンということもあって、読者からは「自由研究の参考になりそうです」という感想も寄せられているそう。同社では「クイズもありますので、家族やお友達と一緒にお楽しみいただけます」とアピールしています。
「大人も知らない? ふしぎ現象事典」。マイクロマガジン社。税込1100円。