「亡くなった猫と同じキジトラを」保健所から迎えた2匹目の子猫、先住猫と本当の姉弟のように

渡辺 陽 渡辺 陽

ここちゃん(2カ月・オス)は、長野県伊那市内の民家の庭で野良猫が産んだ赤ちゃん猫4匹のうちの1匹だった。

長野県に住む小林さんは、幼い頃から飼っていた猫を結婚後も飼い続け、その猫を亡くしてから新聞に掲載されていた猫ななちゃんの里親になった。2020年にななちゃんを亡くしてからペットロスになったため、新たに保健所から三毛猫のねねちゃんを迎えたという。

「ねねはとても可愛い猫だったのですが、先代のななと同じキジトラももう1匹飼いたいと思うようになりました。キジトラの子猫を保健所のホームページなどで探し始め、ここに出会ったんです。ねねにとっても、遊び相手がいた方が、お留守番など寂しくなくて良いとも考えました」

本当の姉弟のように

小林さんは、2021年6月21日、ここちゃんを伊那保健所のホームページで見つけ、保健所からその日のうちに直接もらって来た。

ここちゃんは、小さくて甘い顔をしていて、ななちゃんを忍ばせるキジトラで、愛おしさがこみあげてきた。

ここちゃんは、ねねちゃんを見てシャーシャー言いながら、背中の毛を立てた。ここちゃんを見たねねちゃんも同じような感じだったが、一週間くらいするとお互いを舐めあってグルーミングしたり、取っ組み合いをして遊んだりするようになり、まるで本当の姉弟のようだという。

「ななちゃん」という名前が呼びやすく愛着があったので、ここちゃんもひらがな二文字の名前にした。

毎日元気をくれる2にゃん

ここちゃんは、やんちゃで好奇心旺盛だが、甘えん坊な部分もあって、人の肩や膝に乗って来る。ボールや猫じゃらしなどいろんなオモチャで一人遊びもよくしているという。夜寝ていると、小林さんの首に乗ってきてスヤスヤ寝てしまうのが可愛いのだが、夏は暑いので困りものだという。

小林さんの家族は、子供も成長してあまり話すことがなかったが、家族の会話や笑顔がとても増えたという。

「毎日、たくさんの癒やしや元気、生きる活力をもらっていて感謝しています。ねねもここもずっと大切な、愛おしい家族です」

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