「実はお風呂は熱中症になりやすい!?」
人気漫画「通りがかりにワンポイントアドバイスをしていくタイプのヤンキー」の登場人物で、ヤンキー風の見た目ながら通りがかりに出会った人々に身になるワンポイントアドバイスをしてゆく「桜井さん」を起用した啓発漫画がSNS上で大きな注目を集めている。
「41℃のお風呂に15分浸かると800mlの水分を失うと言われているよ」
「浴室内と脱衣所の温度差を作らない」
「(浴槽から)急に立ち上がらない」
お風呂での熱中症予防について数々の学びを与えてくれる一連の作品は大塚製薬のポカリスエット、イオンウォーターのプロモーションとして「通りがかりにワンポイントアドバイスをしていくタイプのヤンキー」作者のおつじさんが執筆をうけおったものだということ。その作風と啓発内容の絶妙なマッチングにSNSユーザー達からは
「昔風呂上がってすぐに目眩した後気絶したことあったけどこれが原因やったんかな…」
「お風呂でいつの間にか寝てるのはほぼ気絶です
血管がグッと広がるので一気に意識が飛んでます」
「湯船浸かってたらいつの間にか寝てたとか上がった時にクラっとなってたのは危険信号だったんですかね…」
「健康に関わってるからワンポイントじゃないアドバイスなのね…」
「PRでもブレねぇ!」
など数々の絶賛のコメントが寄せられている。
本作を企画した朝日広告社の担当者にお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):一連の作品が制作された背景についてお聞かせください。
担当者:お風呂での死亡事故は交通事故よりも圧倒的に多く発生していると言われています。
これまでお風呂での死亡事故は寒暖差からくるヒートショックが原因という認知がされていたのですが、近年、それだけではなく入浴時の脱水による熱中症が原因だったのではないかという疑問がニュース等でも報じられました。
大塚製薬では長年、熱中症を社会問題としてとらえ、啓発に取り組んでおります。お風呂の事故の原因の多くが熱中症と考えられるのであれば、入浴前後の水分補給の重要性を訴え、熱中症予防の啓発を行っていきたい。そんな思いからこの企画を実施致しました。
中将:おつじさんに漫画制作を依頼された背景についてお聞かせください。
担当者:「通りがかりにワンポイントアドバイスをしていくタイプのヤンキー」のキャラクター設定から、このような啓発内容をアドバイスとして読者に自然に受け止めていただけるのではないかと依頼をさせていただきました。
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「本作をきっかけに少しでもお風呂での熱中症リスクがあることが広まれば」と担当者の方。これからの季節はただでさえ熱中症リスクが高まる時期。読者のみなさんもぜひ入浴の前後にはスポーツドリンク等で体の負担をいたわってほしい。