「うちの1歳児、お母さんが視界から消えるとすぐ泣いちゃうので、大変。」
「その対策として『等身大パネルの母』を設置するとどうなるか実験してみた。」
どうです、小さいお子さんをお持ちのお父さん!聞いただけでわくわくしてきませんか?同じような悩みを抱えている親御さんはきっと少なくないはず。私もかつてはそうでしたが、当時、こんな豪気な解決法は思いつきもしませんでした。いや、頭の片隅でチラッと考えたことくらいはあったかもしれませんが、さすがに実現化へのハードルが高すぎます。これを実際に試してみた人がいるなんて。本当にありがとうございます。
Twitterに「等身大パネルの母」実験の顛末を投稿したのは、コンテンツ制作やPR、ブランディングなどを手掛ける「ブルーパドル」代表の佐藤ねじさん(@sato_nezi)。佐藤さんはこれまでも、同社で展開する数々のコンテンツで話題を集めており、特に子供関連では「小1起業家」や「5歳児が値段を決める美術館」などの企画で知られています。今回の「お母さんの等身大パネル」について、お話をうかがうことができました。
―1歳のお子さんは「お母さんが視界から消えるとすぐ泣いちゃう」とのことですが、具体的にはどのような感じなのでしょうか。お父さん(佐藤さん)がいても泣き止んでくれませんか?
「今は母がいないことに気づくと泣きます。残念ながら私の力不足で、私だけだと泣き止んでくれないことが多いです」
―等身大パネルを設置しようという発想はどのように生まれましたか?また、やる前にこれで本当に効果があると思いましたか?
「奥さんがいなくなったとき、泣いたらスマホで奥さんの画像や動画を見せたりしたものの、そこまで効果がなく…。やはり空間に実物がいればいいんじゃないかとは思っていました」
「ちょうどその頃、リンクスさん( http://links-net.co.jp/originaltools/ )という販促ツールの製作・印刷をしている会社と一緒に仕事をしていまして。リンクスさんが『ビッグダミー』という等身大パネルを作ったりしていたので、この技術で『等身大の母』を作ったらいいんじゃないかと思いつきました。リンクスさんに提案してみたところ、『作りましょう』と言ってくださったので実現したというわけです」
「ちなみに効果があるかどうかは、やる前は全然わかりませんでした」