Q)1回目と2回目は、異なるワクチンでもいいの?
1回目と2回目で、異なるメーカーの新型コロナワクチンを接種する「異種混合接種」(例:1回目はアストラゼネカ製、2回目にファイザー製を接種)については、欧州などで実際に行われ始めています。1回目はアストラゼネカ製を接種したドイツのメルケル首相は、2回目はモデルナ製ワクチンを、同じくイタリアでのドラギ首相は、2回目はファイザー製を接種しました。
混合接種については、アストラゼネカ製でごくまれに起こる副作用の血栓症を避けられる可能性や、免疫反応の強化、ワクチン供給不足への対応などの観点からも前向きに検証が進められています。
ただ現時点では、日本では、1回目2回目とも同種のワクチンを接種することが求められています。自治体の接種会場(基本的にファイザー製を使用)の場合は、当該自治体の設置した他の会場で接種することを認めている場合もありますが、自衛隊や自治体の大規模接種会場や職域接種ではモデルナ製を使っており、また、接種記録を的確に管理等するためにも、新たな方針が示されない状況においては、同一会場(あるいは同じ自治体設置の別会場)で、同種のワクチンを接種いただくということになると思います。