「万木」この名字、読めますか? 諸国から集めた「よろずの木」が植えられた土地の名が由来です

森岡 浩 森岡 浩

「万木」…この名字、読めますか? 姓氏研究家・森岡浩氏が日本人の難読名字を紹介します。

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滋賀県にある難読名字で、近江国高島郡万木(滋賀県高島市)という地名がルーツ。万木と書いて「ゆるぎ」と読む。

現在の高島市青柳の島地区にある与呂伎(よろき)神社の辺りは、かつては一面の広大な森で、「よろきの森」といわていた。

鎌倉時代に後鳥羽院がこの地を訪れた際、諸国からよろずの木を集めて植えられたことから「万木」と書くようになり、のちに読み方は「よろき」から「ゆるぎ」に転じたと伝えられている。

現在は東西に分かれて高島市東万木・西万木という地名になっている。

ここには、名族万木氏がいた。滋賀県の琵琶湖東岸一帯に広がる武家の名門、宇多源氏佐々木氏の庶流で、万木を本拠として万木氏と名乗っていた。この末裔が現在まで続いているものだ。

現在でも滋賀県に多く、高島市に集中している。

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