ゴミ袋に生後間もない子猫…酷すぎる!袋の中には“犯人”特定の手がかりが ゴミは「見えている」

ハイヒール・リンゴのつぶやき

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 長崎県で生後間もない子猫4匹が可燃物用のゴミ袋に入れられ捨てられているのが見つかった事件。せっかく保護されたものの、1匹は力尽きてしまいました。私も猫を飼っている身として、へその緒のついたまだ目も開いていない子猫をビニール袋に入れて捨てるなんてほんとに信じられず、言葉を失いました。

 警察が動物愛護法違反で捜査しているそうですが、袋の中にはポイントカードの明細など“犯人”を特定できるものも入っていたらしく、見つかるのも時間の問題のようです。どういうつもりでこんな事をしたのか本当に腹立たしい限りですが、一方でふと頭をよぎったのは、ゴミ袋の中身って、結構「見えて」いるんだな、という事。この子猫ちゃん達の場合はもちろん鳴き声もありましたが。

 最近はゴミ排出量削減に向け、透明や半透明の指定袋を導入する自治体が増えました。この袋、よく見ると中身が判るモノが多い事に驚きます。昔、住んでいたマンションでは、管理人さんがその日は出せないゴミをその半透明の袋の中に見つけ、良かれと思って袋を開けて取り出している所、ゴミを出した主と遭遇。「他人のゴミ袋を勝手に開けるなんて!」とトラブルになったことも。指定日以外のゴミを出したのがそもそもの原因なのでそこは謝らないといけない所。又、管理人さんも「このままだと収集して貰えないから、一度出しますね」と声をかけていたら、このトラブルは起こらなかったはずですよね。

 最近は、レジ袋の有料化で、台所の生ゴミなどを入れるビニール袋の確保に苦労するようになってしまいました。少し前には「エコバッグの方が生産や洗濯等で環境負荷が高い」なんて記事も話題になりましたが、私はそもそも、野菜や生もの、油っ気のある総菜などをエコバッグにいれるのって、洗濯するとはいえ衛生面でかなりの抵抗が。啓発のためにレジ袋削減が必要なのは理解していますが、100均のビニール袋を買って小さく畳み、バッグに入れて持ち歩くようになって、「結局、なんだかなぁ。」って感じです。

 ゴミの話に戻ると、自分が捨てたゴミの中身を知られるのって、相当な恥ずかしさ。私の知人は、カニが好きで毎年冬には箱で注文していたら、ゴミの日に近所の人から「よくカニを食べはりますね」と言われてびっくりしたそう。もちろん悪気は一切ないんでしょうが、やっぱり、ね。我が家も個人情報はシュレッダーにかけたり、小さく丸めて紙袋に入れて捨てたりしていましたが、段々めんどう臭くなり扱いが雑になりがちに。そうしたら旦那さんが私のスケジュールを小さくちぎって捨てたつもりがビニールの袋の外からハッキリ「ハイヒ」の文字。「我が家のゴミってめっちゃバレバレ」なんてことも。他人に見られたくないもの、下着や生理用品等もですが、捨て方ってやっぱり気を抜いてはダメですね。

 それでも、ゴミ袋に猫を入れるなんて、論外。AC(公共広告機構)のCMで、お母さんと小さな女の子が犬を捨てて「親切な人に、見つけてもらってね」と言うのを「優しそうに聞こえても犯罪者のセリフです」と断じるものが話題になりましたが、本当にこれは「犯罪」。私も猫を飼い始めて「人の心を持つようになった」(モモコ談)のか、最近のACの広告は「盲導犬は“可哀想”じゃない」というものなど、的を射ていると思うものばかり。

命をゴミと一緒にしないで、置き去りにしないで、捨てないで、と心の底から思います。

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