2億円で建てた都内のマイホーム コロナでの自粛生活中…お隣さんから迷惑すぎるプレゼント

島田 志麻 島田 志麻

私は保育園年長の女の子を育てているシングルマザーです。今日は専業主婦の友人A子(33歳)の身に起きたご近所トラブルについてお話しします。

A子には、歯科医院を営むご主人と2人の可愛い姉妹がいます。

A子夫妻は3年ほど前に2億円かけて都内に一軒家を建てました。

広々とした3階建ての5LDK。黒を基調にしたシックな外装。素敵なマイホームで誰もが羨む幸せな生活を送っています。

地域に根ざした歯科医という職業柄、お中元やお歳暮など贈り物をもらう機会が多いA子ですが、先日驚きの貰い物をしたというのです。

   ◇   ◇

A子宅のお隣には、初老のご夫婦が住んでいます。

ガーデニングが趣味で、毎日自宅の花に水やりをしています。

もともと会えば挨拶する程度の間柄でしたが、特に奥さんが感じの良い方で、次第にA子の娘達も懐いていったようです。

そんなある日のことです。

新型コロナウイルスの影響で幼稚園が休園になり、家の前で娘達を遊ばせていたA子はお隣の奥さんから声をかけられました。

「なかなか捨てられずにいたんだけど、あなた達にちょうどいいと思って持ってきたの!」

そう言って差し出されたのは、直径1メートルはある大きなぬいぐるみ3体。

昔から人気が高い某有名キャラクターのものでした。

購入当初は真っ白だったであろう布地はところどころ黄ばんでいて、歳月を経てくたびれたぬいぐるみ達は、愛らしさを失うどころかどこか忌々しいオーラを放っていました。

さらに、A子曰く”カビ臭さとお線香に正露丸を混ぜたような悪臭”をまとっていたそうです。

新品同様の状態ならまだしも、こんなに古く汚れた状態の物を他人にあげるなんてどういうこと…?冗談?嫌がらせ?とA子が呆気にとられていると、お隣さんはこう言いました。

「まだ他にもあるのよ。また今度持ってくるわね!」

全く悪気の無い様子で家に帰っていったそうです。

A子は、ぬいぐるみ達を家に入れるのも嫌だったそうですが、1メートルを超えるその物体は、捨てるなら粗大ゴミになります。通常のゴミ置き場に出すことはできないため、一旦は宅内に置く他ありませんでした。

またA子の長女はおしゃべりが上手になり始めた4歳児。

次にお隣の奥さんに会った際、うっかり下手なことを言ってしまったら大変です。

そう考えるとすぐに捨てるわけにもいかず、空気が澱むような感覚を我慢しながら、普段は使わない客室にぬいぐるみ達を置くことにしたそうです。

迷惑な物とはいえ、いただき物をした以上お返しをしなければならないし、今度また他のぬいぐるみを押しつけられたらと思うと憂鬱でしょうがない、とA子は語っていました。

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